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北大阪急行、2駅延伸か、2014年春から新型車両9000形を導入

 松井大阪府知事は18日の記者会見で、北大阪急行を北に2.5キロ延伸し、2駅を設ける方針であることを明らかにしました。今年度中にも箕面市と整備費の負担割合などを盛り込んだ協定書を結び、早ければ2018年度に開業する予定です。北大阪急行の延伸の話は30年前からあり、当blogでも取り上げましたが、それが実現に進むのです。

 延伸区間は、千里中央-新箕面(仮称)間。途中、箕面船場(仮称)もつくられますので、できる新駅は2つです。1日当たりの乗降客数は3.5~4万人を見込んでいます。開通すれば、地下鉄御堂筋線梅田-新箕面(仮称)間が24分で結ばれます。

 問題は財源。総事業費は約600億円と想定しています。2009年に箕面市が調査したときは事業費を420億円と見積もっていましたが、2012年に再調査したところ600億円に膨らみました。そのうち箕面市が約150~200億円(箕面市が建設費の負担を申し出たため、北大阪急行の延伸が前に進むことになりました。またこのほかに、箕面市は新駅周辺の道路整備費などの費用として100億円負担します)、大阪府が約100億円を支出し、残りは国や北大阪急行が負担する見通しです。その中のひとつ、大阪府は、泉北高速鉄道などを運営する大阪府都市開発の売却益の一部を充てるつもりでしたが、大阪府都市開発を外資に売却する議案は大阪府議会で否決されてしまいました。売却価格に気を取られ、提案内容を軽視した報いとも言えます。大阪府は再び売却先を募りますが、次回は提案内容を軽視してはならないでしょう。

 さて話は大きく変わって、新車の話。北大阪急行は、2014年春から新型車両「9000形 POLESTARⅡ」を導入します。開発コンセプトは「お客様への静かなやすらぎ空間の提供とさらなる環境性能の向上」です。車内外の騒音低減を図るとともに、車内照明には通勤車両で初めてとなる調色・調光可能なLED照明を導入します。季節や朝夕などシチュエーションに応じた「やすらぎ空間」を演出します。LEDは前照灯を含むすべての照明機器にも導入され、その他の効果と合わせて、従来のVVVF車両に比べて25%以上の省エネを達成します。安全性対策としては、車体台枠構造の強化を図るとともに、急ブレーキ時のために座席端部仕切板を大型化するとともに、座席部に握り棒を設置しました。車両は低床化させることによってホームとの段差を縮小し、車椅子スペース、転落防止ほろ、扉開閉予告灯、各扉上部の運行案内表示器、連結面間の自動扉など、バリアフリーを考慮した設計となっています。外観は従来の車両とは大きく異なり、無塗装ステンレスです。しかし内装は阪急グループらしく、木目調の化粧板やゴールデンオリーブ色のシートという伝統を踏襲し、さらに一部難燃性の木材を採用し、落ち着きのある車内環境を提供します。

 地下鉄御堂筋線に乗っていると、北大阪急行の車両は希少価値があることもあり、いわゆる「あたり」で、阪急を連想させる内装はうれしくなります。9000形もそれは期待できそうです。

(追記)
 9000形は2014年4月28日から営業運転を開始します。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131218/waf13121823120030-n1.htm、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASF0OSK201312190002.html、YOMIURI ONLINE http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131219-OYO1T00265.htm、北大阪急行ホームページ http://www.kita-kyu.co.jp/upload/014..pdf、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2014/03/26/391/)

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