さんふらわあ、2014年も昼航路を運航
少々遅いものの、たくさんの旅客や貨物を積むことができる船。かつての本州と四国のように橋でつながっていない時代には、貴重な交通手段でした。また橋やトンネルでつながっている本州と九州にしても、ちょうど寝ている時間+αで結ぶことができるため、効率的な時間の使い方ができ、トラックドライバーも休むことができます。瀬戸内海には多くの船が行き来していました。
かつては本州と九州を結ぶ瀬戸内海航路にも昼の便がありました。しかし、その昼の便は廃止されて久しいです。ところが、フェリーさんふらわあは2011年10月に、阪神-別府航路開設100周年記念として、36年ぶりに昼の瀬戸内海航路を復活させ、これまで3年間で11回の運航を行ってきました。この昼の瀬戸内海航路「昼の瀬戸内感動クルーズ」を2014年も行います。
実施されるのは4回、4月20日、6月1日、10月19日、11月16日(いずれも日曜日)の計4回です。「さんふらわあ ごーるど」に乗ります。10:40に神戸六甲アイランド港を出て、22:00に大分港に着きます。日ごろは夜間の航海となるため見ることができない瀬戸内の島々や瀬戸大橋などの橋、行き交う船や水平線に沈む夕日などを眺めながらの船旅となります。
ゆったりとした船では食事も楽しむことができます。昼は運航日限定の特別弁当が用意され(運賃に含まれています)、夜は有料ですが、九州各地の食材を使ったバイキングがあります。イベントも実施され、船内でのクラシックライブや夜は大分港、別府港から出港した姉妹船とのすれ違いを見ることができます。そのほかいろいろなイベントが用意されています。
料金は旅客のみの場合、相部屋のツーリストの昼便の片道が14000円、昼便と通常便の往復が20390円です。グレードが上がると、当然値段が上がります。車やバイクと一緒に乗る人向けのマイカープラン、バイクプランもあります。また、乗船した船内でそのまま宿泊できるホテルシップがあります。宿泊料は朝食付きでツーリストルームが3000円です。宿泊した人は、大浴場も利用できます(ということは、昼便のみを利用する人は大浴場を利用できないということになります)。
(参考:フェリーさんふらわあホームページ http://www.ferry-sunflower.co.jp/fs-topics/images/pr20131202.pdf)
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