2014年3月ダイヤ改正を見る(6)(JR九州)
最後は、JR九州です。
九州新幹線にはこれまで、博多-熊本間のみを運転する「さくら」が1日5往復ありましたが、これが廃止されます。2013年春のダイヤ改正で「さくら」の一部減便が行われたのに続いてのこととなります。博多-熊本間の「さくら」の乗車率は約20%で、ほかの「さくら」に比べて、乗車率が20~30%も低いためです。「つばめ」の利用が振るわないのは当初からの傾向ですが、区間運転の「さくら」がこれほど悪いとは思いませんでした。九州新幹線の1日の本数は現行の上下137本から125本に減ります。そのこともあってか、新鳥栖・久留米にすべての「さくら」が停まります。
筑後船小屋・新大牟田・新玉名に停車する「さくら」は3本あります。新大阪行きは朝(6時台)、昼(11~13時台)、新大阪発は夕方(15~16時台)に停まります。このうち6時台のものを除いて停車時間帯が変わり、新大阪行きは朝(6時台)、朝(8~10時台)、新大阪発は夜(18~20時台)に停まるようになります。
在来線に話を移します。長崎線の「かもめ」ですが、787系6両編成で運転しているものを7両編成で運転します。定員は64人増えて340人となります。博多-長崎間の「かもめ」50本中18本が対象となります。783系4両編成で運転している「みどり」も1往復が5両編成となります。定員は64人増えて276人となります。
朝晩に博多-長洲・熊本間に1日7本運転している「有明」ですが、本数は減少し、5本となります。区間も博多-長洲間に短縮されます。夜行の流れをくむ博多行きはなくなり、夜行の流れをくむ熊本行きは長洲行きに短縮されます。門司港・小倉-博多間に1日31本運転されている「きらめき」も、25本に減ります。日中、小倉-博多間を走る特急も1時間に2本となる時間帯があります。
普通列車について言えば、小倉-博多間には4種類の快速・普通が走っています。快速、小倉-福間間各駅停車の快速、折尾-赤間間各駅停車の準快速、普通です。このうち、小倉-福間間各駅停車の快速、折尾-赤間間各駅停車の準快速を統合し、小倉-福間間各駅停車の準快速となります。快速、準快速、普通の3本立てです。これに伴い、夕方の快速・普通は小倉-遠賀川間では片道1時間あたり6本から5本に、赤間-福間間では片道1時間あたり7本から6本となります。日中の赤間-博多間の普通は、快速に抜かれることがなくなり、赤間や博多まで先着します。そのため、日中の快速・普通は、福間-二日市間では片道1時間あたり7本から6本になります。
(参考:JR九州ホームページ http://www13.jrkyushu.co.jp/NewsReleaseWeb.nsf/a1ed4d49de57a3b049257acc00537891/b2930db34e80e6c349257c47003b34fd/$FILE/%E5%B9%B3%E6%88%9026%E5%B9%B4%E6%98%A5%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E6%94%B9%E6%AD%A3.pdf、http://www13.jrkyushu.co.jp/NewsReleaseWeb.nsf/a1ed4d49de57a3b049257acc00537891/b2930db34e80e6c349257c47003b34fd/$FILE/%E6%99%82%E5%88%BB%E8%A1%A8%EF%BC%88%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%EF%BC%89.pdf、http://www13.jrkyushu.co.jp/NewsReleaseWeb.nsf/a1ed4d49de57a3b049257acc00537891/b2930db34e80e6c349257c47003b34fd/$FILE/%E6%99%82%E5%88%BB%E8%A1%A8%EF%BC%88%E5%9C%A8%E6%9D%A5%E7%B7%9A%E7%89%B9%E6%80%A5%EF%BC%89.pdf、西日本新聞ホームページ http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/59366)
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