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大船渡線BRT専用道区間延伸で利用者増、「トレインロケーションシステム」導入

 大船渡線気仙沼-盛間はBRTにより運行されていますが、このBRTの利用者はどれぐらいなのでしょうか?

 震災前の2009年度、気仙沼-盛間の1日1キロ当たりの利用者数は453人でした。震災後、BRTになりましたが、専用道が1.9キロの2013年4月の段階では2009年度の4割強しかいませんでした。しかし、専用道が13.7キロに伸びた2013年11月上旬の段階では、5割強に増加していました(調査したJR東日本盛岡支社は実数を公表していません)。

 それでは大船渡線のBRTは、誰が利用しているのでしょうか? 2013年4月の調査では、高校生が主に利用していました。JR東日本盛岡支社は明らかにしていませんが、2013年11月においても主に高校生が利用しているとみられています。

 大船渡線の専用道は3月の開業時はたったの1.9キロでしたが、4月下旬には3.2キロに伸び、9月28日には13.7キロとなりました。沿線の学校の時間に合わせたダイヤへの変更、ノンステップ型バスの導入、新駅設置など、専用道の延長に合わせて利便性が向上したことが利用者増加の原因とみています。確かに鉄道時代と比べると半分程度しかありませんが、鉄道時代の数字の453人は、鉄道として維持できないレベルのものです。第三セクターみたいに地元自治体が赤字の責任を取ってくれるならともかく、採算性が問われるJR東日本ではどうやっても鉄道で維持するのは無茶と言うものです。

 話は変わりまして、地震の被害が少なかったため鉄道が残っている大船渡線一ノ関-気仙沼間。1月14日始発列車から「トレインロケーションシステム」を導入します。一ノ関-気仙沼間の各駅にテレビモニターを設置し、列車の運行状況をリアルタイムに表示します。スマートフォンや携帯電話からも、QRコードから専用ページにアクセスすることにより、運行状況を確認することができます。
(参考:岩手日報ホームページ http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140104_1、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2014/01/06/214208.html)

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