東海交通事業にイベント列車
東海交通事業はJR東海の子会社で、勝川-枇杷島間で鉄道(城北線)を営業しています。東海交通事業はもともと国鉄時代に瀬戸と稲沢を結ぶ貨物線として計画されましたが、その計画は凍結され、ルートを一部変更して旅客鉄道として1991年12月に勝川-尾張星の宮間が開業、1993年3月に枇杷島まで全線開通しました。
しかし、味美と名鉄味美駅、小田井駅と地下鉄・名鉄上小田井駅のように、芸術的なぐらいの接続の悪さが災いして、1日当たりの平均利用者数は1000人。全線開通した1993年から全然状況が変わっていないようです。勝川駅も高架になり、ちゃんと城北線の乗り入れる場所も用意されているのですが、いまだに乗り入れる見込みはありません。
その東海交通事業、最近はイベント列車の企画に熱心です。2011年10月、金山駅での「鉄道の日」のイベントに参加し、チラシを配っていたのですが、名古屋市内にあるにもかかわらず東海交通事業の知名度は低かったのです。このことがきっかけとなり、イベント列車を企画するようになったのです。「カフェトレイン」、「ビアトレイン」、「熱燗列車」などです。東海交通事業は高架線が多いため、下を通る名鉄やJRの列車を東海交通事業の車内から撮影するイベントも行われました。沿線の利用者から持ち込まれたイベントもあります。名古屋市西区で音楽教室を経営している人が提案したもので、列車内でピアノの発表会をするというものでした。今後もいろいろなイベントを企画するようです。
そこで思い出されるのが、SLを走らせたくてたまらない河村名古屋市長。利用者が多いあおなみ線や関西線でSLを走らせる(走らせようとする)のなら、利用者の少ない東海交通事業はどうでしょう? もっとも、東海交通事業の親会社はJR東海ですが。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20131222/CK2013122202000047.html)
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