えちぜん鉄道、2015年春に北陸新幹線乗り入れ
以前、えちぜん鉄道を高架化するときに、完成したものの現在使われていない北陸新幹線の高架部分(800メートル)を仮線として使用するという話を書きましたが、昨年12月2日にその工事が始まりました。昨年12月2日に始まったのは、用水関連の工事。今年度中に地上から新幹線高架部に乗り入れるためのスロープの建設や、仮線の敷設工事に着手します。
仮線への乗り入れは2015年春ごろを目指しています。福井でもささやかながら、北陸新幹線金沢暫定開業と同じころに、新幹線線路に電車が走ることになります。仮線ができた段階で2つの踏切が撤去されます。仮線が北陸新幹線に乗り入れた後は、現在のえちぜん鉄道の敷地に高架を建設します。2018年の福井国体に間に合うように、2017年度末の完成を目指します。えちぜん鉄道の高架化が完成すれば、さらにひとつの踏切も撤去され、市内の道路の渋滞緩和につながるとみています。
(追記1)
えちぜん鉄道福井駅付近の高架化についてですが、6月上旬にも福井口駅北側付近で本線の高架工事を先行して行います。福井口駅は三国芦原線と勝山永平寺線に分かれる駅で、高架化の構造が複雑で工期が長くなります。しかも電車が仮線を走行しながら本線工事を行うことが困難なので、ほかの区間に先行して基礎工事を6月に行うことにしたのです。
(追記2)
2015年1月現在、えちぜん鉄道福井駅付近で仮線工事が行われていて、遅くなりますが2015年中にえちぜん鉄道の電車が新幹線の高架を走ることになるようです。
(参考:福井新聞ホームページ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/railway/47554.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/140522/fki14052201570001-n1.htm、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20150114/CK2015011402000012.html)
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