西武ホールディングス、サーベラスと再上場について合意
西武ホールディングスとサーベラスについての続報です。
サーベラスは株式の公開買い付けに失敗し、経営の主導権を握ることができませんでした。不採算路線(ただし、客はそれなりに乗っていて、バスに転換することができるレベルではないのがほとんどです)の廃止や西武ライオンズの売却などを求めましたが、賛同する株主が少なかったのです。このままではサーベラスの主張を西武の経営に反映させることができません。そこで、市場全体の株価水準が下がらないうちに西武ホールディングスを上場させ、売却益を得る方針に変えました。株式の購入代金は投資家から預かったお金。売らないと回収できません。
西武ホールディングスはサーベラスに対して保有している株式を段階的に売り払うことを求めていました。サーベラスの株式を第三者がまとめて取得すれば、新たな大株主が生まれます。鉄道やホテル事業で相乗効果が見込めるJR東日本や東武が株式を買うという話がありました。この事態を西武ホールディングスは恐れていたのです。ただ、サーベラスが第三者に一括して株式を売却することはなさそうです。
西武ホールディングスは3月までの再上場を目指します。
(参考:朝日新聞1月12日朝刊 中部14版)
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