京都市バス、通りごとにラインカラーを設定
以前にも書いたように、京都市交通局は、3月22日にダイヤ改正を行います。そのダイヤ改正に合わせて、車両や停留所の案内表示を一新することになりました。
碁盤の目のような京都の道路にはたくさんのバスが走っています。しかし、市電を引き継いだ循環路線と郊外から中心部への路線が複雑に重なり合っているので、観光客のみならず、地元の京都市民からさえもわかりにくいと不満です。そこで、市内を走る6つの通りに黄色や紫色などのラインカラーを施し、車両やバス停の表示もその色を使うことによって、わかりやすくします。通りをベースにするのは、京都らしいとも言えます。
ラインカラーの対象は、西大路通、千本・大宮通、堀川通、河原町通、東大路通、白川通を主要路線とする系統。全74系統のうち約4割が対象となり、利用者ベースでみると7割にもなります。ラインカラーは、沿道の自然や地名、観光施設などをイメージして決めました。西大路通は金閣寺から黄色、千本・大宮通は千本通北部に広がる紫野から紫、河原町通は鴨川や高瀬川から水色です。後の堀川通、東大路通、白川通はそれぞれ緑、赤、白になるようです。
ラインカラーは、バス車両の正面と側面の方向幕のほか、停留所の案内板などに表示している通り名の背景にも使います。複数の色分け対象路線を走るバスについては、途中で色の表示を切り替えます。路線図もつくり変えます。京都駅北口広場の駅前バスターミナルに設置する大型モニター画面の総合案内にも色分けを採用し、観光客らにバスの運行状況や行き先などを見やすく示します。
(参考:京都新聞ホームページ http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140103000012)
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