名鉄と近鉄中央改札口を並べて設置へ、名古屋駅と高速道路直結
リニア中央新幹線の名古屋駅に関する話題を2つ。
以前、名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅の一体開発について記事にしましたが、その続報と言えるものです。リニア中央新幹線からの乗り換えがしやすいよう、名鉄と近鉄の中央改札口を移設し、並べて設置する計画です。
現在、名鉄と近鉄の中央改札口は離れています。新幹線の改札口からも離れています。案内に従って行けばいいのですが、わかりにくいという話もあり、中央改札口を移設するという話になりました。名古屋市のまちづくり構想案では、新幹線など複数の交通機関への乗り換えが便利な空間「ターミナルスクエア」(仮称)を設置するとのことです。名鉄と近鉄の中央改札口はこの「ターミナルスクエア」につなげるかたちで設置されます。名古屋駅の再開発を目指すJR東海や名古屋市に協力を求めます。
話は変わって、今度は道路の話。名古屋は東京や関西と違って、車の利用割合が高いです。そこで、名古屋駅西口と名古屋高速を直結させる構想があるようです。
名古屋高速は、名古屋駅の東側約700メートルを南北に、南側約1キロを東西に走っています。名古屋駅にサービスエリア機能を持ったビルを建設し、地下のリニア中央新幹線の駅からエレベーターなどで地上に出て、観光バスや高速バスなどに乗り換えることができるようにします。駅周辺の渋滞に巻き込まれることもなく、いきなり高速道路に入ることができるのです。名古屋駅に直結する高速道路は、黄金出入口や山王ジャンクションなどとつなぐようです。
ただ、課題が全くないというわけではありません。接続する高速道路が新幹線や在来線の線路上を越えたり、建設費がかさんだりするリスクがあります。そこで接続する高速道路を地下に通したり、建設する距離がさらに短くなるように計画を変更したりする案も考えられているようです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131231-OYT1T00462.htm、http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chubu/news/20140101-OYT8T00086.htm)
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