岡山駅東口広場に路面電車乗り入れか?
岡山にも路面電車(岡山電気軌道)があります。しかし、路面電車の岡山駅前電停は岡山駅東口から100メートル以上離れ、横断歩道も渡らないといけません。不便です。
そのため以前から路面電車を岡山駅東口広場に乗り入れさせる構想がありました。岡山市の都市交通戦略に盛り込まれ、2003年度には工事費や地下街補強、地下街店舗への補償なども試算しました。しかし、JR西日本との協議は行わず、そのままとなっていました。岡山市が2009年度に策定した都市交通戦略においても路面電車の岡山駅東口広場乗り入れについては、長期的課題とされていました。
転機となったのは、今年11月に岡山駅前に開業する大型ショッピングモール(イオンモール)。年間2000万人の利用が見込まれています。中心市街地の活性化の核となるものです。そこで、路面電車の岡山駅東口広場への乗り入れの話が再浮上しました。昨年10月に就任した大森岡山市長も積極的です。
そして21日、大森市長が大阪のJR西日本本社に行き、真鍋社長と約30分間、会談しました。実は岡山駅東口広場は、その大半をJR西日本が所有しています。JR西日本の承諾を得ておかないと話は前に進みません。21日の会談は順調に進み、今後も協議を継続していくことで一致しました。真鍋社長は路面電車の岡山駅東口広場への乗り入れはJR利用者の利便性アップや地域活性化につながるとして理解を示しましたが、同時にいろいろなところと調整が必要であることも指摘しました。それを受けて岡山市も、岡山県警、バスやタクシー会社らとも調整が必要であることを明らかにしています。
この会談では、吉備線のLRT化についても話し合われました。運行形態や費用負担などを盛り込んだ案をできるだけ早期に提示する方針を確認しました。
大森市長は2014年度当初予算案に関連経費を盛り込むことができるよう、交通事業者や岡山県警などとの交渉をすすめていく考えです。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/140115/oky14011502200003-n1.htm、山陽新聞ホームページ http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2014011412172014/、http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2014012121004550/)
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