新東名に信号機のない交差点
磐田市内に新東名新磐田スマートインターチェンジが設置されます。その新磐田インターチェンジ、信号機のない円形の交差点、ラウンドアバウトを導入します。
ラウンドアバウトとは、信号機を使わずに、円形の中央島の周りを一方通行で時計回りに進むタイプの交差点です。ラウンドアバウトに入る際、減速や一時停止をする必要があるため、事故の抑止につながるほか、信号機がなく、停電時でも混乱しないというメリットがあります。欧米では普及しているラウンドアバウトですが、日本ではこれまでほとんどありませんでした。しかし、最近は設置の動きが見られます。
新磐田スマートインターチェンジは、最初からラウンドアバウトを導入する方針ではありませんでした。信号機のない丁字路交差点を導入する方針でした。ところが丁字路交差点では優先関係が分かりにくく、衝突事故が起きやすいため、国、静岡県、磐田市、中日本高速道路などでつくる地区協議会で話し合った結果、ラウンドアバウトを導入することが決まったのです。
ラウンドアバウトは名古屋方面への下り線に設置されます。料金所を含めた総事業費は約27億円です。今後、国交省への計画変更手続きや詳細な構造検査などを行い、2016年度末の供用開始を目指します。
(追記)
新磐田スマートインターチェンジの用地買収は9割以上進んでいますが、一部地権者が買収に応じないため、2017年春の供用開始が大幅に遅れるとのことです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140111-OYT1T01058.htm、静岡新聞ホームページ http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/212887.html)
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Comments
高速道路ですとすでに鞍ヶ池スマートインターに導入されていると思います。
Posted by: ぷらっくす | 2014.01.20 03:47 PM
ぷらっくす さん、こんばんは。
* 高速道路ですとすでに
情報をありがとうございます。早速記事を修正しました。
Posted by: たべちゃん | 2014.01.20 09:56 PM