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実証実験中のホームドアを見る(2013年年末旅(1))

 旅立ちは「ムーンライトながら」、大垣から東京に向かう臨時快速。おなじみの列車だが、今シーズンから車両が変わったのだ。「踊り子」などで使われている185系、4両と6両をつないだ10両編成で走る。グリーン車はない。中央線の列車が少々遅れて焦ったが、名古屋23:20の発車には間に合う。「ムーンライトながら」はほぼ席が埋まり(空席が若干あるのは、乗らないのにキャンセルしない人がいるからと思われる)、名古屋を出発。ちなみに先頭のヘッドマークは「臨時快速」となっていた。専用のものは用意されていないようだ。

 東神奈川で横浜線に乗り換え(向かいに停まらず、階段を上り下りしないといけないのは残念だ)、長津田へ。東急田園都市線に乗り換え、長津田5:28発の中央林間行きに乗る。

 ホームドアの実証実験は首都圏の3か所で行われているが、そのうちのひとつが東急田園都市線のつきみ野。中央林間のひとつ手前の駅だ。中央林間方面のホームにある。さて、そのつきみ野で降りたが、列車が発車してもロープが降りてこない。ロープは固定されていて、稼働していないようだ。次の列車で中央林間に向かう。

 小田急に乗り換え、大和へ。首都圏から遠ざかる列車であるにもかかわらず、座席がほぼ埋まっているのは意外だ。大和では改札を出ることなく相鉄へ。二俣川経由でふたつ目の実験箇所である弥生台に行く。ここはバー式のホームドアで、湘南台方面のホームに最後尾の1両分だけ設置されている。当然、最後尾に乗車。弥生台に着いた。バーが上がり、扉が開く。ここはつきみ野と違って、実験を行っていたのだ。ロープによるホームドアより丈夫そうな気がする。次の列車で湘南台に向かう。

 湘南台で朝を食べて、小田急に乗り換え。7:20発の快速急行に乗る。新百合ヶ丘から下北沢までノンストップという豪快な列車だ。空いている席を見つけて座る。新宿に近づくにつれ混むと思ったが、それほど混まない。もちろん立っている人はいるが。地下になった下北沢を過ぎ、代々木上原で地下鉄に直通するロマンスカーを見ながら、快速急行は新宿に着いた。

 残るは西武新宿線新所沢駅。しかし、ここには問題がある。つきみ野、弥生台の両駅は2面2線の駅なので、駅に停まる列車はすべてホームドアのあるところを通る。しかし、新所沢は2面4線の駅。しかもホームドアは待避線のほうにあるのだ。新所沢を通過するのは1時間に1本の特急だけなので、通過待ちで待避線に入る可能性は低い。事前に調べたところ、新所沢止まりの列車は待避線に入るそうだ。西武新宿8:39発の急行は新所沢行きなので、その一本前の8:31発本川越行き急行に乗る。

 急行は新所沢に着いた。予想通り本線に到着。ここで降り、次の新所沢止まりの急行が来るのを待つ。こちらは待避線のほうにやって来た。ホームドアは最後尾の1両分だけ設置されている。新所沢のホームドアは一見すると、地下鉄の駅などに設置されているものと同じように見えるが、それでは実験する意味がない。実はこの新所沢のホームドア、列車が来るとそれに合うようにホームドアが戸袋ごと動くのだ。最後尾にあるので、車掌用のスペースも用意されている。新所沢止まりの急行が回送となって駅を出ると、ホームドアも再び動き出した。(続く)

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