高速道路料金は消費税率引き上げで10円単位へ
東日本、中日本、西日本の各高速道路は、消費税率の引き上げに伴い、約3%値上げします。
実は高速道路の料金は50円単位。24円までの端数を切り捨て、25円以上の端数は50円に切り上げます。この方法で値上げすると、増税分を大きく上回る値上げとなってしまいます。
そこで出てきたのが、高速道路の料金を10円単位にする考え。もともと高速道路料金が50円単位なのは、料金所で取り扱う小銭を減らして渋滞を防ぐためです。しかし、ETCの普及により、それは障害ではなくなっています。高速道路3社のETC利用率は87.0~91.2%(2013年12月)、ほとんどがETCを利用しています。より正確に消費税率引き上げ分を高速料金に反映させるなら、1円単位が望ましいのですが、少数とはいえ現金払いの人もいます。そういう人がいれば料金所での支払いも煩雑になりますので、10円単位にするのが妥当と判断したようです。
(参考:朝日新聞1月22日朝刊 中部14版)
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