万葉線にハイブリッド電車、延伸構想
万葉線の話題をふたつ。
万葉線沿線の高岡市、射水市は今年の夏、高性能バッテリーを用い架線のない区間でも走行することのできるハイブリッド電車(架線・バッテリー型)の走行試験をします。鉄道総合技術研究所が開発しているハイブリッド電車「ハイ!トラム」を7、8月ごろに万葉線に運び込んで試験走行し、環境面の効果などを調べるようです。また、万葉線にハイブリッド電車が走るのは夏休みに当たるので、子供たちに体験乗車をしてもらうことも検討しているようです。
なぜ万葉線にハイブリッド電車が来るのでしょうか? 実は、高岡市はハイブリッド電車の導入を考えているようです。なぜハイブリッド電車を導入することを考えているかといえば、万葉線には延伸構想があるからです。架線のいらないハイブリッド電車を導入すれば、通常の路面電車に比べて工事費を軽減することができます。
さて、その万葉線の延伸構想とはどういうものでしょうか? 高岡市は3月末にまとめる総合交通戦略の中間報告で、万葉線の延伸を2023年度までの長期計画に位置付けています。また片原町交差点から同市波岡地区の高岡商業高校までの2.5キロの延伸などを求める民間団体が1月に設立され活動を開始しています。高岡駅から新高岡駅方面の延伸も検討しています。射水市は2013年9月にまとめた「市公共交通プラン」で、海王丸パーク周辺への延伸を検討項目に挙げています。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20140206/CK2014020602000037.html、http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20140125/CK2014012502000034.html)
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