« 東海道線支線地下化、大阪市とJR西日本が事業費の負担に合意 | Main | 濃飛バスが高山-中部空港間に直行バスを試験運行 »

北大阪急行、大阪モノレールの延伸を決定!

 大阪府は1月27日の2013年度第6回大阪府戦略本部会議で、北大阪急行大阪モノレールの延伸などについて、具体的な整備計画の概要を決定しました。

 北大阪急行の延伸は、千里中央から新箕面へ約2.5キロ延伸するもの。梅田-新箕面間が24分で結ばれます。3月末までに箕面市と基本合意書を結びます。その後、負担協議を経て2015年度末に基本協定書を結ぶ見通しです。実施設計は2014年度、2017年度から用地取得・工事に着手し、2020年度に完成させる予定です。整備費は約600億円で、国が260億円、大阪府が100億円、箕面市が160億円、北大阪急行が80億円を負担します。足らなければ箕面市が負担します。ルートは千里中央から国道423号線の地上または地下を通るのですが、千里中央から箕面船場の北側まで地下を走り、その先は終点の新箕面まで高架を走ります。約50億円の車両費は、国と箕面市が半分ずつ負担します。

 大阪モノレールの延伸は、門真市から瓜生堂(東大阪市)まで約9キロ延伸するもの。門真南、鴻池新田、荒本を通り、近鉄奈良線に瓜生堂駅をつくります。整備は約1050億円で、大阪府と周辺自治体が333億円、残りは国などが負担します。今後、採算性を検証し、2014年度に事業化の可否を決定します。2015年度には測量・土質調査、設計、環境アセスメント調査に取り掛かります。2016年度に事業化の意思決定をする計画です。

 また、なにわ筋線(10.2キロ、事業費2500億円)と西梅田・十三・新大阪連絡線(5.2キロ、1350億円)の整備の検討を続けます。なにわ筋線は今後、事業化に向けた府市一体の検討をスタートします。西梅田・十三・新大阪連絡線はうめきたのまちづくり、東海道線支線地下化の状況を見て判断します。

 これら4つの路線の整備には、泉北高速鉄道を運営する大阪府の第三セクター、大阪府都市開発の株式売却益を充てるようですが、にも述べた通り、まだ売却は決まっていません。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140127/wlf14012713070018-n1.htm、建設通信新聞ホームページ http://www.kensetsunews.com/?p=25573、YOMIURI ONLINE http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20140128-OYO1T00298.htm、日経ケンプラッツ http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20140331/657369/)

| |

« 東海道線支線地下化、大阪市とJR西日本が事業費の負担に合意 | Main | 濃飛バスが高山-中部空港間に直行バスを試験運行 »

鉄道」カテゴリの記事

JR西日本」カテゴリの記事

南海・泉北」カテゴリの記事

阪急」カテゴリの記事

関西私鉄」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 北大阪急行、大阪モノレールの延伸を決定!:

« 東海道線支線地下化、大阪市とJR西日本が事業費の負担に合意 | Main | 濃飛バスが高山-中部空港間に直行バスを試験運行 »