能登(珠洲)-佐渡間に高速船季節航路
能登半島広域観光協会は今年の5月から7月に、能登半島の珠洲市と佐渡島の佐渡市とを結ぶ高速船を季節運航します。約20便運航します。
かつて佐渡の観光客数はバブル期には年間約120万人もいましたが、今では半数以下の約53万人にまで減っています。そして、能登も佐渡も少子高齢化と過疎化が進んでいます。能登、佐渡の両地域は北陸新幹線開業を交流人口拡大の最大のチャンスとして、誘客で協力することにしたのです。能登も佐渡も観光資源はたくさんあります。2つの地域を組み合わせて、周遊観光ルートをつくることができるようにします。
意外なことですが、実は能登と佐渡の間には、1978年4月までの3年間だけですが、フェリーが運航していました。しかし、それは廃止になり、2007年7月からは、チャーター船が不定期運航しているだけです。今回の季節運航では、佐渡市にある力屋観光汽船の高速船「あかしあ」(64人乗り)が珠洲市の飯田港と佐渡市の小木港を結びます。
北陸新幹線金沢開業時には、佐渡と直江津を結ぶ高速船も導入されます。能登半島広域観光協会は、直江津港に近い上越妙高駅から佐渡を経由して能登に行く周遊ルートもできるとして、上越妙高からも能登へ観光客を呼びたいとしています。
(追記)
しかし、この珠洲と佐渡を結ぶ航路、2015年の利用が振るわなかったことから、2016年は運航されないこととなりました。
(参考:北國新聞ホームページ http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20140205101.htm、Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160621-00377570-hokkoku-l17)
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