北陸新幹線、敦賀までの開業が早まれば乗り換え対応か?
北陸新幹線金沢-敦賀間は2025年度末に開業予定です。福井県は早期の開業を求めていますが、もしそうなった場合、フリーゲージトレインはどうなるのでしょうか? 2か月ほど前の話ですが、JR西日本の真鍋社長が記者会見で述べています。
以前にも述べたとおり、北陸新幹線の敦賀開業は10年以上先ですが、雪への対策などの技術的課題があり、余裕がないようです。フリーゲージトレインがないと話にならない長崎新幹線の開業は2022年度ですが、それと同時に敦賀でも導入できるわけではないのです。
話を本題に戻します。もし敦賀開業が早まるのなら、フリーゲージトレインの実用化を待たずに、敦賀で乗り換えさせる対応をとるようです。ただ、その場合でも、同一ホームで新幹線と在来線を乗り継ぐことができるような対応をとるようですので、金沢のような前近代的な乗換ではありません。関西から福井、金沢に行くときにも乗り換えは発生しますが、福井はともかく、金沢だとそれなりに所要時間は短縮します。北陸新幹線金沢暫定開業時の重大な欠点である関西・名古屋方面への利便性の低下を是正する働きが敦賀開業にはありますので、早期の敦賀開業が求められます。
話は変わりますが、1月31日に北陸経済連合会の永原会長は金沢市内のホテルにおいて、年頭の記者会見を行いました。そこで、金沢-小松間に追加の動きがある白山駅(仮称)にも触れました。北陸経済連合会としては特に設置に向けて動くことはなく、逆に金沢駅との距離が短いことから否定的な考えを述べています。金沢-福井間には約80キロの間に小松、加賀温泉、芦原温泉の3駅ができます。この3駅でも多いぐらいなのに(ただしこの3駅は在来線特急の停車本数から新幹線駅の設置は妥当なところです)、さらにこの3駅よりも(在来線の特急の停車本数が)大きく劣る白山市(在来線で比較するのは松任)に新幹線を停める必要はありません。単なる迷惑です。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/131218/wec13121820380013-n1.htm、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2014020102100012.html)
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