予土線「鉄道ホビートレイン」は3月15日運行開始
以前に書いた記事の続報です。
0系新幹線の先頭部をくっつけた格好の「鉄道ホビートレイン」はダイヤ改正日の3月15日に運行を開始します。宇和島-窪川間の全線を走るのが3本、宇和島-江川崎間が1本、江川崎-窪川間が1本です。休日(3月24日、25日、28日、31日、4月1日、4日を含みます)はさらに宇和島-近永間2本も追加されます。全線通しが1往復と宇和島-江川崎間1往復の「海洋堂ホビートレイン」、全線通しが1往復の「しまんトロッコ」と比べて、運行本数は多いです。これらの3列車で予土線を行ったり来たりするのも面白そうです。なお、出発式を行う3月15日は、宇和島13:10発近永行きから運行を開始します。また、運行開始に先立ち、3月1日から15日の間、主要駅で車両展示会を実施します(詳細は後日発表されます)。
それでは、内装についてみていきましょう。青色基調のミュージアムをイメージした内装です。新幹線の青色のイメージとも合っています。窪川方には記念撮影ができるように、転換座席を4席設置します。0系が登場した当時を思い出せる転換座席です。窪川方運転席側のドア付近には、半円筒状のショーケースを設置し、過去から現在の新幹線の先頭車を5両程度展示します。0系、100系、300系、500系、(N)700系の順のようです。宇和島方運転席側のドア付近には、大型のショーケースを設置し、定期的に展示内容を更新します。第1回目は四国にちなんだ車両を中心に展示します。ロングシート後方の窓間にも小型のショーケースを設置し、四国にちなんだ車両を展示します。
(追記1)
当初、「鉄道ホビートレイン」は3月15日宇和島13:10発近永行きから運行を開始することとなっていましたが(一般車両にて運転します)、宇和島15:37発窪川行きからに変更することになりました。この窪川行きは、一般車両を増結することもあります。
代わりに、多くの人の乗車が見込まれる3月15日午後は4回団体臨時運転を行います。「鉄道ホビートレイン1~4号」の名前で北宇和島までを往復します(北宇和島までは乗降できません)。12~25分のショートトリップです。「鉄道ホビートレイン1~3号」は事前(2月17日13:00~2月28日17:00)にパソコン、スマートフォンから応募する団体臨時列車で、「鉄道ホビートレイン4号」は事前応募なしに当日宇和島駅で抽選を行います。13:00から抽選整理券を配布し、13:30から抽選を行います。募集人員は「鉄道ホビートレイン1号」が20人程度、「鉄道ホビートレイン2~4号」が50人程度です(座席は37席ですので、立つ人もいます)。料金は記念品付きで大人500円、子供300円です。
また、3月1日から15日にかけて7駅で「鉄道ホビートレイン」の展示会を行いますが、このときにJR四国全線を「鉄道ホビートレイン」が回送走行します。
(追記2)
「鉄道ホビートレイン」は、片一方しか0系を思い出させるような団子鼻の先頭部がついていません。事故や故障時、利用者が多いときにほかの車両と連結することができるようにするためです。
そこで先頭部がついていない反対側は、イラストで対応します。団子鼻は立体感を出すように影を描き、ライト部分は黄色く塗ります。車体の下方に小さめの青いスカートのような部品をつけて似せます。
(追記3)
「鉄道ホビートレイン」は3年程度運行する計画ですが、利用状況等によっては継続することも考えているようです。
(参考:JR四国ホームページ http://jr-shikoku.co.jp/03_news/press/14-01-27/02.htm、http://jr-shikoku.co.jp/03_news/press/14-02-14/04.htm、朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/ASG2L4GFHG2LPLXB00B.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG2L4GFHG2LPLXB00B、「鉄道ジャーナル」2014年6月号 鉄道ジャーナル社)
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