日本で一番小さい新幹線の町にどれだけの本数が停まるか?
北海道新幹線新青森-新函館(仮称)間は、2016年3月に開業する予定です。途中、青森県今別町内に奥津軽いまべつ(仮称)が、北海道木古内町内に木古内駅が開業します。
しかし、新幹線のできる今別町、木古内町はともに人口が少ない自治体なのです。2010年国勢調査によればそれぞれの人口は、今別町が3217人、木古内町が5341人です。現在新幹線の停まる駅で人口が少ないベスト3は、新潟県湯沢町(8396人)、岩手県岩手町(14984人)、青森県七戸町(16759人)です(ちなみに、村に新幹線駅があるケースはひとつだけあり、新白河駅のある福島県西郷村がそうですが、2014年3月時点での現住人口は19784人です)。両町の人口はこれらを下回ります。
さて、そんな小さな町からクイズです。奥津軽いまべつ駅、木古内駅に停まる新幹線(上下の計、季節・臨時列車を除く)は1日何本でしょうか? クイズに正解すれば、奥津軽いまべつまたは木古内への往復乗車券、新幹線特急券(出発駅は東北新幹線各駅に限ります)などが抽選で当たります(正解者が全くいない場合は応募者全員から抽選を行います)。新幹線の切符は2016年4月23日から2017年3月31日の間の希望の列車に乗ることができます。この4月23日という日付が開業日のヒントになるのでしょうか? ちなみに、現行ダイヤで、新青森に発着する新幹線の本数は1日19往復です(東京まで行かないものもあります)。
専用応募はがき(ダウンロードします。郵便はがきでも可)またはメールにて応募します。締め切りは2015年8月31日ですが、それより前に北海道新幹線のダイヤが正式に発表されたならば、その前日までの消印及び受信記録によって締め切ります。
話は変わりますが、北海道と青森県は、青函地域の主な交通機関が数日間乗り放題となるフリー切符づくりを目指しています。すでに土台となる切符はあります。函館市、北斗市、七飯町、鹿部町、森町と各観光協会、交通事業者などが2013年6月から売り出しているもので、5市町のJR、市電、バスが2日間乗り放題になり、しかも函館-大間間のフェリーが割引になるものです。3000円です。北海道と青森県はこの切符を土台に、対象地域を道南5市町と青森県全域に広げようとしています。
(追記)
2015年4月15日、阿部今別町長はJR北海道本社を訪れ、奥津軽いまべつ駅に1日10往復以上停車させることを要望しました。果たして、町長の要望は通るのでしょうか?
(参考:木古内町ホームページ http://www.town.kikonai.hokkaido.jp/chibi-machi/index.html、北海道新聞ホームページ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/526059.html、http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0123683-s.html、西郷村ホームページ http://www.vill.nishigo.fukushima.jp/view.rbz?nd=815&ik=3&pnp=124&pnp=125&pnp=815&cd=516)
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