上野にD51
JR東日本はSLを各地で走らせ、観光用として親しまれています。そのSLが、この週末、何と都内を走るのです。
今月で東日本大震災から3年を迎えます。そこで、テレビ局の企画で、3月7日から8日にかけて、釜石駅から東北の玄関口である上野駅まで、「SL銀河」(4月12日運行開始)の車両を使用した団体特別列車を運行します。
この中で、最後の1区間、尾久-上野間でSLが走るのです(東京近郊のその他の区間は、電気機関車がけん引して運行します)。D51 498が走ります。JR東日本には何両かSLがあるので、SLが走ること自体は珍しくもなんともないのですが、東京を走るとなると話は別です。上野にSLが現れるのは10年ぶりのようです。
SLが尾久-上野間を走るのは8日の13時ごろ~14時30分ごろ。特別列車及び回送列車として1往復します。前日7日の12時ごろから15時ごろにかけては、SLの試運転として、尾久-上野間を2往復します。
SLで運行する列車は、上野駅17番ホームに到着する予定です。そのため東北線、高崎線、常磐線の一部の列車について発着時刻やホームの変更を行う予定です。ホーム等駅構内の入場を制限する場合もあります。また、沿線及び駅構内への人出が予想されるため、各所にJR東日本社員やガードマンを配置します。場合によっては、鉄道跨線橋等の通行を制限することもあります。
(追記1)
テレビ局の企画による列車、「みちのくSLギャラクシー号」は7日の午前に釜石を出発しました。釜石-花巻間は4月12日から「SL銀河」をけん引するC58 239が、花巻-郡山間はED75 757が、郡山-尾久間はEF510-515がけん引しました。
(追記2)
「みちのくSLギャラクシー号」は最後はD51 498にけん引されて上野駅にやってきましたが、後部にはEF65 501がついていました。上野からの折り返し回送のためです。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/railway/pdf/20140228_sl.pdf、railf.jp http://railf.jp/news/2014/03/08/170500.html、鉄道ホビダス http://rail.hobidas.com/rmn/、「鉄道ファン」2014年6月号 交友社)
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