大阪市交通局、大容量蓄電池を整備へ
大阪市交通局は、停電したときでも列車を最寄り駅まで走らせるために、大容量の蓄電池を整備する方針です。早ければ2014年度中に四つ橋線の一部区間で整備工事を始め、順次広げます。
地下鉄は停電すれば、当然ながら停まります。乗客の避難は列車から降ろし、最寄りの駅などに徒歩などで移動する方法で行いますが、例えば10両編成の御堂筋線で停電すれば、ラッシュ時でなくても1編成で1000人以上が歩いてもらうことになります。
ところが、南海トラフ巨大地震が起きれば、津波で防潮堤が決壊し、淀川の河口から海水が遡上するという予測がされています。堺筋線を除く7路線で浸水被害が発生すると想定されています。歩いて移動する方法では時間がかかりすぎ、間に合わないかもしれません。
そこで出てきたのが駅間で停まった列車を動かすため、蓄電池を整備するというアイデア。2014年度の当初予算案に整備費として10億円を計上します。また2月23日には、別の用途で使っていた蓄電池で列車の走行実験を行ったとのことです。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140220/wlf14022021150021-n1.htm)
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