由利高原鉄道、多客期に1往復増便
由利高原鉄道もJRと同じ3月15日にダイヤ改正を行います。定期列車14往復を運転しますが、多客期にはさらに1往復を増便します。
多客期に増便するのは矢島9:00発羽後本荘9:43着、羽後本荘9:50発矢島10:28着の1往復。ゴールデンウィーク(4月26日~5月6日)、お盆(8月12~15日)、紅葉(10月11~13日)に増便します。臨時列車の運行により、午前中は1時間間隔での運行となります。
臨時列車を運行するきっかけは、鳥海山麓の観光拠点の一つとなっている宿泊施設「フォレスタ鳥海」の利用者からの声。チェックアウト後の列車の便が悪いという指摘です。そのため、観光シーズンだけですが、臨時列車を増便することにしました。
由利高原鉄道もほかのローカル線同様、経営が苦しいことには変わりありません。2013年度も約8000万円の赤字となるようです。しかし、赤字を減らすために減便すれば利便性が下がり、車との格差が開きさらなる利用者の減少を招くと会社側は見ています。現行の施設・要員の範囲内ですが、サービスと安全性の向上を図らなければならないとしています。まさにその通りで不便なら鉄道は使ってくれません。ローカル線ともいえどもできる限りの利便性向上を目指さないといけないでしょう。
(追記)
2015年3月14日のダイヤ改正以降も、由利高原鉄道の朝の臨時列車は継続して運行されます。2014年から多少変動はありますが、ゴールデンウィーク、お盆、紅葉の時期に増便します。ダイヤも多少変動があります。
(参考:由利高原鉄道ホームページ http://www.obako5.com/info/%e5%a4%9a%e5%ae%a2%e6%99%82%e3%81%ab%e8%87%a8%e6%99%82%e5%88%97%e8%bb%8a%e3%82%92%e5%a2%97%e4%be%bf-%e7%94%b1%e5%88%a9%e9%ab%98%e5%8e%9f%e9%89%84%e9%81%93-%ef%bc%93%e6%9c%88%ef%bc%91%ef%bc%95%e6%97%a5/、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASG2T4WV9G2TUBUB007.html、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/02/24/245049.html)
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