常磐道は2015年ゴールデンウィークまでに全線開通
東京と仙台を海岸沿いに結ぶ常磐道は、常磐富岡-南相馬間、相馬-山元間のみが未開通です。東日本大震災の発生から3年となる3月11日の前日、安倍首相はその残る区間の開通時期について重要な発言を行いました。
それによれば、浪江-南相馬間(18キロ)と相馬-山元間(25キロ)は2014年中に、福島第一原発に最も近づく常磐富岡-浪江間(14キロ)は2015年ゴールデンウィーク(4月下旬)までに開通させるというのです。以前の情報では、浪江-南相馬間と相馬-山元間は2014年度に、常磐富岡-浪江間は「2014年度から大きく遅れない時期」という微妙な表現でしたので、それが明確になり、若干早くなったということです。福島第一原発と常磐道の最短距離はたったの5キロ、今なお空間放射線量が非常に高い「帰還困難区域」を通ります。
なお、NEXCO東日本は、2012年4月に開通して以来、飛び地であることもあり無料措置が続いていた南相馬-相馬間(14.4キロ)について、無料措置を相馬-山元間が開通するときまで延長することを発表しました。
(追記)
安倍首相は12月2日に相馬市で行った衆院選の応援演説で、常磐道の全線開通を2015年3月1日に前倒しすることを表明しました。
(参考:日経ケンプラッツ http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20140311/654696/、LNEWS http://lnews.jp/2014/03/g031116.html、朝日新聞2014年12月2日朝刊 中部14版)
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