名古屋市営地下鉄東山線、柳橋地区に新駅か?
名古屋市営地下鉄東山線名古屋駅から栄方面に地下鉄に乗ると、次の駅は伏見。1.4キロもあります。駅間の距離は名古屋市営地下鉄では2番目に長いです。
この長い駅間に駅をつくる構想は以前からあります。場所は名古屋駅から約700メートル、伏見駅から約800メートルの柳橋地区。柳橋中央市場のすぐ南のあたりです。実際に地下鉄に乗ってみればわかりますが、この区間の走行音は通常の駅間とは違います。線路がコンクリートで固められているのです。駅ができることを前提した構造なのです。もともと柳橋地区には1957年の開業当初から駅をつくる構想がありましたが、駅設置に見合う需要がないとして準備段階でとどまっていたのです。名古屋市交通局が1955年に作成した平面図によれば、錦通の西柳町と西柳公園東信号の間に駅を設置する計画だったのです。
当然ながらこの柳橋地区に駅をつくる話は以前からあり(地元商店主らが要望していました)、名古屋市議会に請願が出されたこともありましたが、また新駅構想が出てきました。6日に行われた名古屋市議会本会議において議員から質問があり、名古屋市側は、建設費の問題のほか、名古屋-伏見間の所要時間が延びる、駅ができる分だけ運営コストがかさむという課題はありますが、2027年のリニア中央新幹線に伴う名古屋駅周辺の再開発を進める中で、新駅構想を検討する考えを示しました。柳橋地区のインフラ整備にも国の補助が活用できるようになったのです。名古屋市側は国の制度拡充で建設費の負担がなくなることにも期待しています。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20140307-OYT8T00015.htm、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014030790014521.html)
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