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しずてつジャストライン、「バス弁」を発売

 駅弁の売る駅はどんどん減っていますが、静岡のバス会社、しずてつジャストラインは、23日から車内にて弁当(「バス弁」)の販売を開始しました。

 高速バス初の「バス弁」は、静岡の駅弁の老舗、東海軒としずてつジャストラインがコラボしたもの。地元特産のサクラエビの炊き込みご飯、黒はんぺんなどが入っています。お茶はもちろん静岡産です。「路線とともに長く愛される名物に」という意味を込めたのか、10センチ×28センチという細長い弁当です。値段はお茶、お箸、おしぼりがついて1000円です。

 「バス弁」は静岡・清水発、首都圏や甲府に向かう便のみで販売されます。便によって異なりますが、昼過ぎまでに始発を出る便(休日の場合、4路線合計で14便)が対象です。前日の13時までに高速線専用ダイヤル(0570-080-888)に電話し、高速バス乗車時に乗務員から弁当を受け取ります。代金は乗務員から弁当を受け取るときに現金で払います。

(追記1)
 東海軒がらみで書きますが、東海軒は2月28日、大井川鐵道の子会社である南アルプス産業の食品部門、大鉄フードを買収しました。買収金額は非公表です。

 大鉄フードは、「SL弁当」など駅弁のほか志太・榛原地区などの仕出しや企業向けの給食事業を行っていて、直近の売上高は約3億円です。大井川から富士川までが主要エリアの東海軒からみれば、西端部に当たります。東海軒は大鉄フードを買収することにより、新規顧客を獲得し、販売網を広げるとともに、駅弁の製造販売から得た長年のノウハウとスケールメリットを活かして、仕入れの見直しや営業力の強化を図ります。

 買収後も「東海軒大鉄フード」の名前で弁当などの販売を続け、従業員約50人は転籍します。直営店も引き継ぎます。名物の「SL弁当」も残るようです。残る南アルプス産業は、鉄道駅売店の運営・管理、グッズ販売などを引き続き行います。

(追記2)
 しずてつジャストラインの「バス弁」ですが、2018年4月で販売を終了しました。
(参考:しずてつジャストラインホームページ http://www.justline.co.jp/kosoku/kosoku201404082100.html、毎日jp http://mainichi.jp/select/news/20140412k0000m040132000c.html、静岡新聞ホームページ http://www.at-s.com/news/detail/959743205.html、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/81836/2)

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