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有馬口駅配線変更で、有馬温泉駅直通再開

 2013年5月28日に有馬口駅構内で発生した列車脱線事故の当面の対策として、これまで1~3番線から三田駅方面、有馬温泉駅双方に行くことができた両渡り付き交差分岐器(ダブル・スリップ・スイッチ)を、三田駅方面にのみ行くことができる片開き分岐器に交換しました。

 このため新開地駅方面と有馬温泉駅とを直通する列車の運転を行うことができない状態になっていましたが、4月17日から配線変更工事を行うこととなりました。2番線から有馬温泉駅への線路を敷設します。脱線事故の原因となったダブル・スリップ・スイッチは設けず、2、3番線の交差は平面交差とします。工事の完了後は、有馬口駅から三田駅方面には1番線、有馬温泉駅直通列車は2番線から発車します。有馬口駅-有馬温泉駅間の折り返し列車は、従来通り原則として4番線から発車します。

 工事の完了は7月上旬から中旬を予定しています。工事の竣工後、速やかにダイヤ改正を行う予定です。

(追記)
 神戸電鉄のダイヤ改正は6月28日に行われます。有馬口の配線工事が終了したため、新開地-有馬温泉間の直通運転を再開します。平日は上下22本、休日は上下14本が該当します。脱線事故前とほぼ同水準です。

 また、朝のラッシュ時を中心に準急などを急行などに種別変更して、速達運転を行います。粟生線は平日2本、有馬・三田線は平日5本、休日4本が該当し、最大8分短縮します。平日、休日ともに準急の本数が増えます。平日は上下35本、休日は上下25本増加します。三田線では平日朝ラッシュ時に三田付近の輸送力を増加させ、JR宝塚線乗り換え客の利便性向上を図ります。

 反面、本数の見直しもあります。粟生線では昼間や夜間の本数が減り、志染以遠で昼間1時間間隔、夜間30分間隔となる時間帯が拡大します。
(参考:神戸電鉄ホームページ http://www.shintetsu.co.jp/release/2014/140416.pdf、http://www.shintetsu.co.jp/release/2014/140527.pdf)

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