八瀬比叡山口に「きらら」、宇治に「宇治・伏見おうじちゃまEXPRESS」
比叡山頂の庭園美術館「ガーデンミュージアム比叡」の今シーズンの営業は19日に始まります。これに合わせて、京阪、叡山電鉄、京福、ガーデンミュージアム比叡の4者は、丸一日快適に楽しむことができるモデルプランを提案します。
このモデルプランは、京阪の特急、叡山電鉄の「きらら」、京福の叡山ケーブル・ロープウェイを使って、新緑・青もみじが美しい八瀬や、比叡山頂の「ガーデンミュージアム比叡」、延暦寺での観光を楽しむことができるもの。通常は鞍馬方面に行く900系「きらら」を、「新緑・比叡山きらら」号として出町柳10:07発八瀬比叡山口行き(八瀬比叡山口10:21着)に充当します。「きらら」は「紅葉のトンネル」と呼ばれる市原-二ノ瀬間の風景を楽しむことができるように、天井の一部をガラス張りにし、座席レイアウトを窓向けに配置しています。この「きらら」で八瀬の風景を楽しむことができます。なお、新緑の季節に合わせて、900系車両(2編成)に貼られているシンボルステッカーを4月19日から6月29日の間、通常の赤色から緑色に変更します。
京阪も「新緑・比叡山きらら」号に接続する淀屋橋9:00発出町柳行き特急(出町柳9:56着)を「比叡山きらら連絡特急」とし、特別ヘッドマークがつきます。原則として2階建ての8000系で運転されます。京福は八瀬比叡山口駅からケーブル八瀬駅への乗り換えルートの途中に、立ち寄りスポットとして「八瀬 もみじの小径<こみち>」を整備します。4月19日から利用できます。「八瀬 もみじの小径」は、ケーブル八瀬駅に隣接する京福所有の土地(約3700平方メートル)に、舗装路、橋、階段、ベンチ等を整備し、エリア内には野趣あふれるもみじの巨木が群生し、春は青もみじ、秋は紅葉を楽しむことができます。長さは300メートルほどで、入場料金は無料です。叡山ケーブル運行期間中の9時から18時の間、オープンします。
9:00に淀屋橋を出れば、「八瀬 もみじの小径」で散策しても、比叡山頂駅には11:03に着きます。「比叡山きらら連絡特急」「新緑・比叡山きらら」号は、ともに4月19日から6月29日までの休日に運転されます。運行初日となる4月19日の「新緑・比叡山きらら」に乗車した人には八瀬比叡山口駅で花の種を、叡山ケーブルを利用した人にはケーブル八瀬駅でケーブルカーのポストカードのプレゼントがあります。
叡山電鉄は、鞍馬線においても新緑を楽しむことのできる企画を行います。先ほども取り上げた市原-二ノ瀬間にある「紅葉のトンネル」と呼ばれる約250メートルの区間において、徐行運転を行います。4月26日から6月29日までの休日、出町柳9:00発~15:30発、鞍馬9:18発~15:48発の各列車で行います。
話は変わりますが、京阪は宇治・伏見観光キャンペーンを行っています。その一環として、宇治線で「宇治・伏見ギャラリートレイン」を運行します。10000系1編成(4両)を使用し、4月3日(深夜)から2015年3月31日まで運転します(運転状況や車両点検などの理由で運転しない日があります)。10000系の車内が宇治・伏見の四季折々の風景写真で彩られます。特別なヘッドマークを付けるとともに、宇治・伏見の名所旧跡をデザインしたイラストステッカーを装飾して運転します。昼間(始発駅を10:00~15:59に発車するもの)の列車については、ABC朝日放送の三代澤アナウンサーが自動放送にてアナウンスします。沿線の名所旧跡などを案内します。
4月6日から5月6日までの休日については、淀屋橋-宇治間に「宇治・伏見おうじちゃまEXPRESS」を運転します。大阪から宇治への直通列車は珍しいです。淀屋橋9:26発宇治10:24着、宇治15:36発淀屋橋16:34着のダイヤで、京橋-中書島間はノンストップです(宇治線内は各駅停車)。専用のヘッドマークがつき、宇治駅到着時には、宇治商工会議所の公認キャラクター「チャチャ王国のおうじちゃま」によるお出迎えと、宇治茶レディによる宇治茶無料接待を実施します。
(参考:京阪ホームページ http://www.keihan.co.jp/traffic/specialtrain-goods/event_ujifushimi2014/index.html#exp-oujichama、叡山電鉄ホームページ http://eizandensha.co.jp/wp/wp-content/uploads/news_2014040701.pdf)
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