「伊予灘ものがたり」は全席グリーン車
JR四国が松山-八幡浜間(伊予長浜経由)で運行を行う、「伊予灘ものがたり」について、詳細が発表されました。
「伊予灘ものがたり」は7月26日に運行を開始します。2両編成で、いずれもグリーン車(指定席)となります。主に休日に運転されますが(年末年始は運休するため、2014年度は76日間の運行となります)、運転されない日でも貸切運転を行う予定です。松山-伊予大洲間を利用した場合、運賃950円と料金980円で合計1930円、松山-八幡浜間だと運賃1280円と料金980円で合計2260円となります。グリーン券は「みどりの窓口」等で発売されます。
「伊予灘ものがたり」の車両の基本コンセプトは、和と洋を調和させた懐古調のデザイン。1号車の茜色の車両(25席)は、「茜の章」と名付けられ、和座椅子の畳席を設けるなど、より和のテイストを強調したものとなっています。「茜の章」には、海向きの展望シートが7席、2人用対面シートが10席(うち畳席4席)、4人用ボックスシート8席(すべて畳席)、車いす対応トイレがあります。洗面所には、砥部焼の洗面鉢を設置します。2号車の黄金色の車両(25席)は、「黄金の章」と名付けられ、バースタイルのダイニングカウンターを持つモダンスタイルのインテリアとなっています。「黄金の章」には、海向きの展望シートが7席、2人用対面シートが10席、4人用ボックスシート8席、販売用カウンターがあります。なお、1号車、2号車の海向きの展望シートは、愛媛産の檜を使用したテーブルが設置されています。
車内では事前予約制で、食事ができます。松山9:10発伊予大洲10:33着の「伊予灘ものがたり大洲編」では、自社農園で栽培した野菜をふんだんに使用したモーニングセット(2500円)、伊予大洲10:52発松山13:12着の「伊予灘ものがたり双海編」では、レストランからりの地元の食材とその旬にこだわったランチ(4500円)、松山13:28発八幡浜15:50着の「伊予灘ものがたり八幡浜編」では、レストラン門田の瀬戸内産の山海の幸をふんだんに使用したフランス料理松花堂弁当(4500円)、八幡浜16:05発松山18:06着の「伊予灘ものがたり道後編」では、事前予約制の食事はありませんが、車内で飲み物やオードブル等の販売を行う予定です。食事の予約は、JR四国内で行うほか、ほかの場所でもできるようにします。座席の指定と同時またはその指定を受けた後に食事の予約を行うことができ、乗車4日前まで受け付けます。各列車ではアルコールや地元かんきつ類を使用したジュース、デザート等の販売を行う予定です。車内で使用する陶器については、砥部焼を使用する予定です。
(追記)
2016年5月現在、「伊予灘ものがたり道後編」でも事前予約制の食事を出しています。20食限定のアフタヌーンティー(3000円)です。
(参考:JR四国ホームページ http://jr-shikoku.co.jp/03_news/press/14-04-30/01.htm、http://iyonadamonogatari.com/plan/dogo.html、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2014/05/01/120/)
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