京王、高尾山口に日帰り温浴施設
高尾山は都心から1時間以内で行くことができるにもかかわらず、自然にあふれ、1年を通じて楽しむことができます。2007年に発行された「ミシュラン・ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」において三ツ星評価を受け、海外からも多くの人が訪れるところとなっています。その証拠に、2013年度の1日平均乗降客数は10391人で、2006年度比40%増です。
京王は2012年10月から高尾山口駅前で温泉掘削工事をしていましたが、温泉が湧きでることがわかりました。日帰り温浴施設は2015年春の開業します(もともとは2014年夏の開業を目指していましたが、遅れていました)。地元で湧き出る温泉を使った温浴施設は高尾山周辺では初めてとのことです。温泉の源泉は京王高尾山温泉、温度は26.2度のアルカリ性単純温泉です。毎分300リットルの湧出量があります(ポンプでくみ上げます)。温浴施設は敷地面積3832.9平方メートル、延床面積1787.5平方メートル、鉄骨造り2階建てで、「和」の雰囲気をもった施設となります。お食事処、リラクゼーションコーナー等も設置します。年間利用客は40万人を見込んでいますので、駅の利用する人の1割以上が立ち寄るとみています。
高尾山口駅のリニューアル工事も併せて行います。歌舞伎座なども手掛けた、日本を代表する建築家隈研吾氏がデザインします。高尾山を訪れる人の印象に残る、高尾山の玄関口としてふさわしい「観光地らしい」「わくわくする」雰囲気を持った駅舎にします。木目の模様を基調とした和風の外観です。駅東側の入口には、高尾山薬王院をイメージした巨大な軒を設置します。訪日外国人のニーズにも対応するため観光案内所を設置し(駅外にあったものを移設、八王子市が運営)、女性客から要望の多かったトイレを増設します(現在の高尾山口のトイレはかなり貧弱のようです)。駅前広場は現在の倍の約2100平方メートルに拡大します。温浴施設を含む整備費は約20億円です。
(追記)
高尾山口駅のリニューアル工事は2015年4月に完成しましたが、日帰り温浴施設のオープンはまだで、2015年秋の予定とさらに伸びています。
(参考:京王ホームページ http://www.keio.co.jp/news/backnumber/news_release2014/nr140430_takaosanarea.pdf、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/takaosan/、東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014050902000116.html、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2014/05/08/301/、NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140511/k10014360661000.html、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/04/28/250006.html)
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