京都商工会議所、梅小路公園に駅設置要望
京都市が集客施設の整備を進めている梅小路公園。2012年には京都水族館がオープンし、今年の春にはレトロな路面電車や大型遊具のある広場が完成しました。2016年にはJR西日本の京都鉄道博物館がオープンします。しかし、この梅小路公園、鉄道(嵯峨野線)が近くを通っているにもかかわらず、駅が近くにありません。京都駅から西に約1キロあり、歩くには少し遠く、バスに乗るには少し短いところです。
そこで京都商工会議所は8日、JR西日本と京都市役所に対し、梅小路公園に新駅設置を求める要望書を出しました。JR西日本によれば、新駅は嵯峨野線京都-丹波口間。梅小路公園北端の七条通付近の高架部分が駅の設置希望場所となります。梅小路公園付近が急カーブのため駅を置くのは難しいからです。
梅小路付近にはかつて短期間ながら駅が存在したことがあります。1994年に平安建都千二百年記念事業のイベントが梅小路公園で開かれたときに、臨時駅ができました(今回駅の要望があった場所とは違うようです)。梅小路公園には先ほども述べたように京都水族館などの集客施設があります。2年後にはJR西日本の京都鉄道博物館もできます。せっかく自社の線路が近くを通っているのに、鉄道だけでアクセスできないというのも妙な話です。せっかくの機会ですから、駅新設に動いたほうがよいでしょう。
(追記)
JR西日本の真鍋社長は6月19日の記者会見で、梅小路公園付近の新駅設置について、前向きに検討する旨を明らかにしました。
(参考:京都新聞ホームページ http://kyoto-np.co.jp/top/article/20140508000025、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/140509/kyt14050902110001-n1.htm、毎日jp(会員登録要) http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20140620ddlk26020493000c.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 京王、リクライニング機能付きロング/クロスシート転換座席を導入(2021.04.16)
「JR西日本」カテゴリの記事
- JR西日本、1人でも乗り放題の全線フリー切符発売(2021.04.10)
- 城端線、氷見線のLRT化で46%増?(2021.03.27)
- 新幹線の列車公衆電話、6月で廃止(2021.03.20)
- 「ICOCA定期券」で新幹線に乗れば、特急料金が通常より安くなることも(2021.04.03)
Comments