一畑電車の置き換え計画(続報)
以前、一畑電車の電車置き換えにつき、記事にしましたが、おさらいを兼ねて新たに記事を書きます。
一畑電車の置き換えは、一畑電車沿線地域対策協議会の支援を受けて行われます。しかも、2段階に分けて行います。まず、2014年度、2015年度には、東急からの中古車、2両編成3本が入ります(以前の話では7本入ることになっていましたが、3本に減ったようです)。その代わりに元南海の3000系が順次引退し、全廃します。スクラップされてしまいます。なお、島根県のホームページによれば、3000系のうち1両は2016年度に廃車になるようですが、3000系は2両でないと動かないので、事実上の引退は2015年度と考えられます。
2015年度、2016年度には両運転台の車両を4両、投入します(2015年度に1両、2016年度に2両、2017年度に1両という説もあります)。こちらは中古ではなく、新車です。具体的にどういうものになるかはまだわかりませんが、中古部品を活用して製造費を抑え、かつ(東急からの中古車とともに)VVVFインバータ制御として運行経費の削減も図る方向のようです。新車が入ると、2100系の4本のうち2本が廃車になります。車体はスクラップしますが、部品は部品取り用として残します。
置き換えが完了すると、既存の車両4編成(2100系2本、5000系2本。いずれも修繕を行い、15年程度延命させます)、東急からの中古車3編成、新車(単行)4編成となり、トータルとしては現行の20両から18両に減りますが、編成数は逆に10から11に増えます。単行の車両もあるので、1両編成から4両編成まで柔軟に需要に応じることもできます。
(追記)
東急からの新型車両は2015年2月から運行開始の予定です。2014年度は2編成4両が入ります。
(参考:「鉄道ジャーナル」2014年3月号 鉄道ジャーナル社、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASGBJ53D0GBJPTIB00B.html、島根県ホームページ http://www.pref.shimane.lg.jp/admin/region/access/tetudo/ichibata.data/minaoshisukejyuru.pdf、ITmediaビジネス ONLINE http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1502/27/news047_3.html)
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