JR西日本、奈良線の「勝手踏切」を閉鎖
鉄道と道路が交わるところには踏切ができますが、正規に鉄道会社が設置していないものがあります。近隣の住民などが何十年にもわたって使い続けていますが、公認されていない「勝手踏切」というものがあります。当然ながら、遮断機や警報機はなく、危険性は高いです。死亡事故や重傷事故がたびたび起きています。
そのような「勝手踏切」が(奈良線の通る)宇治市内には6か所あります。4か所は市道となっていて、残る2か所はJR西日本の所有となっています。奈良線は複線化工事が行われていて、複線になれば踏切の距離が長くなるとともに、場所によっては電車のスピードが上がることもあります。そこでJR西日本はこれらの「勝手踏切」を閉鎖することにしました。まず最初に閉鎖するのはJR西日本の用地となっている1か所で、1か月間の周知期間を置き、6月下旬にはフェンスを設置して「勝手踏切」を閉鎖します。残る5か所も閉鎖する方向で、複線化工事の完了する2022年度中までにすべてを閉鎖する方針です。利用者の多い「勝手踏切」については高架橋をつくることも検討しているようですが、数億円かかります。それをどのように負担するかはまだ決まっていません。
(追記)
宇治市内の奈良線にある「勝手踏切」は2016年7月下旬にすべてが閉鎖されることになりました。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/140517/kyt14051702110005-n1.htm、京都新聞ホームページ http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20160625000045)
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