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JR東海、既存のディーゼルカーにも安全性向上策

 JR東海は、様々な研究の末、安全性対策を向上させ、それをキハ25形2次車に反映させます。また、既存のほかのディーゼルカーにも一部を反映させます。詳しく見ていきましょう。

 キハ25形2次車(2014~2015年度に52両を投入)に導入されるのは、(1)動力伝達軸落下防止枠の強化 (2)減速機支え構造の変更 (3)振動検知装置 (4)鹿衝撃緩和装置 の4つです。(1)とは、台車や発電機等に動力を伝達している動力伝達軸に異常が発生し、落下しそうになった場合でも、より確実に保持できるように、動力伝達軸落下防止枠の設置個所を現行より増やすとともに、形状を変更するものです。(2)とは、動力伝達軸から車軸・車輪に動力を伝達する減速機の支え構造を変更し、ナットがよりゆるみにくく信頼性の高い構造とするものです。(3)とは、東海道新幹線N700Aに搭載した台車振動検知システムをベースとしたもので、台車等の状態を常時監視し、故障を軽微なうちに検知して運転台等に表示する装置です。(4)とは、適度な硬さのスポンジゴムを効果的な角度で車両先頭部に設置することにより、鹿と衝突した際に線路外に押しのける装置です。

 既存のディーゼルカーに導入されるのは、このうちの(1)(2)です。76両(数からいって、キハ25形1次車、キハ75形、キハ11形でしょうか?)に対して、2014~2018年度に行われる定期検査の際に順次改造していきます。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000022387.pdf)

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