世田谷区の国道246号、自転車とバス専用レーン共用化へ
世田谷区内の国道246号で、バス専用レーンを自転車も走ることができるようになります。大都市圏では初めての試みで、国交省は今年度中の実施を目指しています。
渋谷-駒沢間(約5キロ)は、片側3車線の道路に1日5万台以上の車が通り、バスも1時間に10~20本走ります。渋谷方面は7~9時(一部は9時半まで)、駒沢方面は17~19時に一番歩道寄りの車線がバス専用レーンとなります。自転車も走ることができるようになるのは、三軒茶屋-駒沢間の約2キロです。渋谷に近いところではバスの本数が増えるため、比較的本数の少ない三軒茶屋-駒沢間で試行します。
もちろん、自転車は車道を通るのが本来の姿です(この区間は歩道を通行することもできます)。ただ国交省としては、自転車をなるべく車道に誘導したいようです。路面に自転車の図柄を入れたり、路肩をカラー舗装にしたりすることを考えています。
しかし、この自転車がバス専用レーンに乗り入れる方法は、バスにとっては迷惑です。本当はバス専用レーンを使わずに自転車専用道をつくればいいのですが、大都市圏にそんな土地はありません。やむを得ずバス専用道を使うのです。自転車と車を比較すれば、自転車のほうが環境にやさしく、場所もとらないのですが、公共交通機関であるバスのほうが優先すべき交通機関です。自転車利用者は公共機関たるバスを阻害せずに、遠慮しながら走ることを心掛けないといけないでしょう。
(参考:朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/ASG6335WVG63UTIL00D.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG6335WVG63UTIL00D、毎日jp http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20140622ddlk13040003000c.html)
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