可部線延伸さらに遅れる?&横川駅を改修
当初の予定から1年遅れて2016年春に延伸される予定の可部線。これがさらに遅れるという話があるようです。
その理由は延伸後の終着駅ができる予定の広島市安佐北区荒下地区の区画整理の遅れ。ここ荒下地区の終着駅は、地元の地権者らが周辺地域で進めている区画整理を行ったうえで建設することとなっています。しかし、区画整理を進める地元の地権者らでつくる準備委員会は、60人近くいる地権者らの調整に時間がかかっているため計画通りに進まず、駅の建設ができる時期が2017年12月ごろになるとしています。1年遅れた後の開業予定時期からさらに1年半以上遅れて、ようやく着工できるというのです。2016年春予定の延伸がさらに遅れる可能性があるのです。ただ、広島市は、たとえ区画整理が遅れても、延伸区間の開業が遅くならないように対策を考えるようです。今後の動きを注視していく必要があるでしょう。
さて話は変わりまして、可部線が山陽線から分岐する横川駅の話。可部線は横川駅の東側(広島寄り)で山陽線に合流しますが、その合流部分が単線(長さは約120メートル)になっています。また、山陽線と可部線の分岐は立体交差ではなく平面での分岐のため、広島から可部に行く列車は(距離は短いですが)山陽線の上り線を通らないといけません。タイミングをとるのが難しく、朝ラッシュ時の可部線の上り列車の中には、8分も駅に停まるのがあるようです(可部線の上り列車は、下り列車の到着を待って発車するパターンが多いようです)。
さすがに山陽線と可部線の分岐を立体化することは難しいですが、待ち合わせ時間の解消のため、JR西日本は可部線が山陽線に合流する区間を複線化します。今使っている線路は下り専用とし、新たに可部線上り線から山陽線上り線に直結する約240メートルの線路を建設します。これにより、可部線上り列車は下りの到着を待たなくてもよくなります。2013年4月に着工し、2015年春の完成を目指しています。2015年春のダイヤ改正から待ち合わせ時間の短縮が図られる予定です。建設費は約10億円、1/3は国庫補助、残りはJR西日本と広島市が負担します。
(参考:NHKホームページ http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:0RNk_at8W4kJ:www.nhk.or.jp/hiroshima/lnews/4004905541.html%3Ft%3D+&cd=4&hl=ja&ct=clnk&gl=jp(Googleのキャッシュです)、中国新聞4月8日朝刊)
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