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高松駅の駅弁製造は「祭ずし」の三好野本店に

 これまで高松駅で駅弁を製造販売していた高松駅弁が9月末で解散することは以前にも書きましたが、その高松駅での駅弁製造販売事業は、同じJR四国グループのステーションクリエイト東四国(本社:高松市)が引き継ぎます。

 しかし、駅弁は常温販売が基本で、特殊な製造ノウハウが必要となります。ステーションクリエイト東四国は駅弁の製造工場を持っていないので、そのような製造ノウハウを持つ業者を探していましたが、対岸の岡山駅の駅弁などを販売している三好野本店(本社:岡山市)に委託することになりました。三好野本店は創業230年以上の老舗で、岡山市を中心に弁当の製造販売を行っているほか、中国道のサービスエリアでレストランも経営しています。

 三好野本店は、これまで高松駅弁で製造していた約25種類の駅弁のうち、あなご飯やアンパンマン弁当など人気の6種類のみを製造します。6月21日分から製造しています。「高松駅弁」というブランドで、高松駅構内の弁当店、予讃線、土讃線の一部特急車内で販売します。この委託開始に合わせて、三好野本店の看板メニュー、「祭ずし」も四国で販売を行います。

(追記)
 もっとも、三好野本店も経営がよいわけではありません。現在の三好野本店は再生ファンドによる支援を仰いでできた会社です。もともとあった三好野本店は、2013年5月に(現在の)三好野本店に事業を譲渡し、商号を山陽デリカサービスに変え、本店も岡山市から国分寺市に移転させたのち、2014年5月15日に東京地裁立川支部によって特別清算開始決定を受けたのです。
(参考:四国新聞社ホームページ http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20140619000187、ssdnetホームページ http://ssd-net.com/post-420/)

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