JR東日本、クルーズトレインの列車デザインを発表
以前にも紹介しましたが、JR東日本は2012年10月に「グループ経営構想V(ファイブ)~限りなき前進~」を策定し、JR九州やJR西日本(計画中)のように、クルーズトレイン(豪華列車)を導入しようとしています。予定より遅れて2017年春ごろ運行開始予定です。JR東日本はそのクルーズトレインについて、デザインの検討を行ってきましたが、このたびそのイメージ等が発表されました。
クルーズトレインは10両編成。シャンパンゴールド色です。両端が展望エリア付動力車、パブリックスペースとしてのラウンジ車1両、ダイニング車1両、パーソナルスペースとしてのデラックススイート車1両、スイート車5両からなります。JR西日本のにそっくりです。
先頭車は、ガラス張り。ダイナミックに流れる自然の景観を感じることができるようになっています。前方展望を楽しむことができる、展望エリアを用意しています。ラウンジ車の中央部には、エントランスがあります。約4メートルと天井が高く、樹木が覆うようになっていて、ホテルのような感じになっているようです。ダイニング車はモダンに和のテイストを取り入れたものとなっています。
デラックススイートルームは2室あります。メゾネットタイプとフラットタイプ、1室ずつあります。湯船もついています。空間のぜいたくさと上質さ、和のモダンが共通のテーマです。スイートルームは15室あります。うち1室はバリアフリー対応です。デザインは、きめ細やかな日本の美意識をモダンな意匠に盛り込んだものとなっています。
クルーズトレインは3~4日かけて周遊します。主に東日本を走りますが、将来的には東日本以外にも走る考えがあります。北海道に乗り入れるという話もあります。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2014/20140603.pdf、MSN産経ニュース http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2014/06/04dx_train/、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ030DC_T00C14A6TI0000/、「鉄道ジャーナル」2014年8月号 鉄道ジャーナル社)
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