山手線田町-品川間に新駅
JR東日本は山手線田町-品川間に、新駅を設置する方針です。実現すれば、1971年の西日暮里以来の約半世紀ぶりの新駅となり、山手線30番目の駅となります。
田町-品川間は2.2キロ、山手線の中では一番駅と駅の間の距離が長いです。田町-品川間には広大な車両基地がありましたが、ここが縮小されることになりました。東海道線と東北線などが直通運転する、上野東京ラインの開業(2015年春)によって必ずしも品川に大掛かりな車両基地を置く必要性はなくなったのです。かつてはたくさんあった、東京を発着する寝台列車も「サンライズ」1往復だけになりました。2013年11月に品川駅構内にある東海道線と横須賀線を切り替える線路工事を行いました。
新駅は山手線や京浜東北線の線路を移動させた後に設けられる見込みで(東側に移動します)、東京オリンピックが開催される2020年までの開業を目指しています。京浜急行や都営地下鉄の泉岳寺駅にも近い新駅周辺では、高層マンションが相次いで建設され、また車両基地の跡地では大規模な再開発が行われる予定です。約20ヘクタールあった車両基地のうち、10~15ヘクタールが再開発の対象となります。
(追記)
6月3日、JR東日本から新駅設置の発表がありました。
新駅は田町から約1.3キロ、品川から約0.9キロの場所につくられます。線路別島式2面4線のホームがつくられ、山手線と京浜東北線が停車します。なお、2020年の開業は「暫定開業」とのことです。
また、品川車両基地の基地設備や車両留置箇所の見直しによって捻出されるのは約13ヘクタールとなり、まちづくりを進めることとなります。上野東京ラインの品川での折り返し機能が整備されます。
(参考:NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140531/k10014871851000.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140531/biz14053120370029-n1.htm、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASG503Q46G50UTIL005.html、JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2014/20140604.pdf、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/shinagawa-3/)
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