三陸鉄道、「106急行」と共同の企画切符発売、島越駅窓口営業再開
三陸鉄道から2題。
県庁所在地の盛岡と宮古とを結ぶ主要な公共交通手段は、JRの山田線ではなく、岩手県北自動車の「106急行」。この「106急行」と三陸鉄道とを組み合わせた切符は以前から売っていましたが、東日本大震災に伴い販売を休止していました。ところが、その「106急行」を組み合わせた切符(「106急行・三陸鉄道観光フリーパス」)を7月19日から販売しました。通年での販売です。
この「106急行・三陸鉄道観光フリーパス」は岩手県北自動車の「106急行」盛岡駅前-宮古駅前間の往復乗車券と、三陸鉄道北リアス線の2日間フリー乗車券がセットになったもの。有効期間は7日間です(ただし、三陸鉄道のフリー乗車券は先ほども述べたように、2日間限りです)。発売額は4700円で、子供の設定はありません。岩手県北自動車盛岡駅前案内所または岩手県北自動車盛岡バスセンター事務所(休日休業)の2か所で発売します。
もう一つの話は、島越駅。三陸鉄道は4月6日に復旧しましたが、東日本大震災で駅舎が流出した島越駅の駅舎はないままでした。
ところが復旧からは遅れたものの駅舎が完成したので、島越駅での窓口営業を7月27日から再開しました。1.5億円かけてつくられた新しい駅舎は震災で流出した駅舎と同じ洋風で、ドーム型の天井があります。駅舎の位置は100メートル山側に動き、海抜12メートルにかさ上げされました。駅前広場などがまだ完成していないので、プレオープンのかたちとなっています。正式なオープンは2015年の予定です。駅の営業時間は7時から17時(10月から3月は8時から17時)、三陸鉄道の乗車券を販売するほか、売店があります。
(参考:三陸鉄道ホームページ http://www.sanrikutetsudou.com/2014/07/106%E6%80%A5%E8%A1%8C%E3%83%BB%E4%B8%89%E9%99%B8%E9%89%84%E9%81%93%E8%A6%B3%E5%85%89%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%91%E3%82%B9%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E5%86%8D%E9%96%8B%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5-2.html、http://www.sanrikutetsudou.com/2014/07/%E5%B3%B6%E8%B6%8A%E9%A7%85%E7%AA%93%E5%8F%A3%E5%96%B6%E6%A5%AD%E5%86%8D%E9%96%8B%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/20140727-OYT1T50103.html、NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140727/k10013324151000.html)
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