横浜市、高速鉄道3号線延伸の調査に着手
横浜市には、高速鉄道3号線を延伸する構想があります。ブルーラインをあざみ野からすすき野付近を経由して(川崎市の)新百合ヶ丘に延伸するのです。新百合ヶ丘では小田急線に接続し、新たなネットワークを構成します。あざみ野と新百合ヶ丘の間は東急バスと小田急バスによる路線バスが1日70本運行していて(ピーク時の7~9時は1時間に3~6本)、所要時間は約30分ですが、ここが鉄道で結ばれると11分となります。20分も短縮します。これまで町田経由だった横浜-新百合ヶ丘間、新横浜-新百合ヶ丘間も直通運転が行われ、それぞれ38分、27分で結ばれます。いずれも約8分ほど短縮されます。沿線は人口が増加傾向にあり、相鉄いずみ野線と同程度の1日5万人ほどの利用が見込まれます。事業費は1300~1500億円と見積もられ、累積資金収支は23~31年で黒字化するとされています。
この高速鉄道3号線延伸構想は、2000年の運輸政策審議会答申第18号において、2015年までに開業することが適当と位置付けられていて、横浜市においても優先度の高い路線となっています。そこで横浜市は今年度から、高速鉄道3号線延伸の事業化に向けた基礎的な調査に着手します。今年度は8月から2015年3月までの間で、全線の概ねのルート等を検討するとともに、ボーリングによる地質調査(横浜市域のみ実施)、空中写真による測量等を行います。検討費約3000万円は今年度予算に盛り込まれています。なお、実際に高速鉄道3号線を延伸するかはまだ決まっていません。
(参考:横浜市ホームページ http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/toshiko/pressrelease/h26/140722/140722shiryou.pdf、カナロコ http://www.kanaloco.jp/article/75074/cms_id/92737)
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