筑肥線に305系投入
以前にも書きましたが、筑肥線に新型車両を投入します。
新型車両は305系といいます。通勤型直流電車です。6両編成6本が製造され、2015年2月から3月にかけて順次投入されます。この305系は福岡市営地下鉄空港線と相互直通します。ロングシートのようで、定員は座席291人、立席560人の1編成851人です。
この305系の特徴はいくつかあります。コンセプトは「人にやさしく、環境にやさしいスマートトレイン」。バリアフリー・ユニバーサルデザイン関連としては、各車両に車椅子・ベビーカースペースを配置し、ドア上部の大型の液晶式画面で停車駅や乗換等を案内します。緊急時用の非常通報装置を増やします。車両は前面は黒、側面は白を基調としていて、車内も白を基調としています。1号車の床には木のフローリングを使用し、唐津への観光気分を湧き立てます。車内の静音性を向上させるため、防音車輪、密閉式モーターを使用します。環境対策としては、高効率の駆動用モーターを採用し、消費電力の削減を図ります。置き換え対象になると思われる103系の半分です。車内の照明にはLEDを採用します。また、コスト削減とデザイン性を両立させるため、既存の車体形状を活用することにしました。
(追記1)
車内の冷暖房効果を高めるため、使うドアだけを乗客を開閉することができるボタンを設置しています。九州では初めての採用です。
(追記2)
置き換え対象は103系の6両編成です。305系の投入により、103系6両編成の運用をすべて置き換える予定です。
(参考:JR九州ホームページ http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/c90d2fe29aa67f5e49257d260039d6cf/$FILE/%E5%B9%B3%E6%88%9027%E5%B9%B4%E5%88%9D%E3%80%81%E7%AD%91%E8%82%A5%E7%B7%9A%E3%81%AB%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E5%BF%AB%E9%81%A9%E6%80%A7%E3%83%BB%E7%92%B0%E5%A2%83%E6%80%A7%E8%83%BD%E3%82%92%E8%BF%BD%E6%B1%82%E3%81%97%E3%81%9F%E6%96%B0%E5%9E%8B%E8%BB%8A%E4%B8%A1%E3%82%92%E6%8A%95%E5%85%A5%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99.pdf、佐賀新聞ホームページ http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/143591、railf.jp http://railf.jp/news/2015/02/06/180000.html、「鉄道ファン」2016年7月号 交友社)
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