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JR東日本、2020年代半ばに新路線、東京-羽田18分

 JR東日本が一部休止中の貨物線を使って、東京と羽田を直結する路線を考えていることについては以前に記事にしましたが、その続報が入ってきました。東京と羽田が現在の30分前後から最短18分、新宿と羽田が現在の40分台が最短23分で結ばれるのです。

 これまで羽田への新線は、羽田空港に近い、東海道貨物線の天空橋付近から分岐するとされていました。天空橋付近は地下を走っていて、その地下で分岐工事を行うのは難しいとされていました。また、東海道貨物線の田町付近は休止中ですが、東京貨物ターミナル以南は貨物列車が走っています。この貨物列車との調整が必要になります。

 ところが新しい計画では、東京貨物ターミナル付近から羽田空港まで地下新線をつくるようです。同時にりんかい線への接続線もつくります。新宿へもその接続線を通るのです。東京貨物ターミナルから羽田空港まで直線で約6キロ、それだけの長さの地下トンネルをつくるようです。トンネルの長さは長いですが、天空橋で分岐するのに比べると工事はそれほど難しくはないようです。東京貨物ターミナル以南の貨物列車との調整もいりません。ただ、トンネルの長さがある分だけ工費がかさみ、約3000億円かかるとされています。国と地方自治体、JR東日本が1/3ずつ負担する方向のようです。完成時期については東京オリンピックに間に合わせるのは無理で、2020年代半ばほどとなります。

 東京駅と羽田空港を結ぶ路線として、もう一つの計画があります。都営浅草線押上駅と泉岳寺駅との間に短絡線をつくるという都心直結線計画です。押上と泉岳寺の間に新東京駅をつくり、成田空港から京成、京急を経て羽田空港に行きます。新東京駅と羽田空港が18分で結ばれます。以前より工費がかかるようで、約4000億円かかる計画です。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140715/biz14071521330026-n1.htm、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/hanedashinsen-2/)

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