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ポートライナー、1年早く新車投入

 ポートライナーが混雑緩和や輸送力増強のため、新車を投入することは以前にも書きましたが、その投入の時期が判明しました。当初の予定から1年早くなり、2016年春です。

 投入されるのは、計画通り2編成12両。川崎重工業が製作します。約12億円かかります。車両は現行の2000形を基本とし(当初は新型車両にする予定でしたが、現行車両の増備というかたちにすれば早期に投入できるので、変更されました)、バリアフリー化(聴覚障害者用ドア開閉動作開始ランプ及び視覚障害者用ドア閉案内装置の設置)、省エネ化(室内灯、予備灯、前照灯をLEDに変更)を行います。座席配置も乗降口の巻雑緩和のため、変更されます。

 この2編成の投入により、平日朝ラッシュ時(8~9時)の運転本数が1時間当たり23本から28本に増え、1時間当たりの輸送能力も10350人から12600人になります。2016年春の平均乗車率は160%から132%に減ると予測されます。2015年には、神戸学院大の法学部や経営学部がポートアイランドに移り、神戸学院大の学生は約2000人増えます。これにも対応できるのです。

 ただ、予定よりは早くなったとはいえ、投入まではまだ1年半あります。その間は神戸駅からのバスの導入などでしのぐようです。ポートライナーと市営バスの定期券の共通化も行います。いずれも2015年度までに行います。
(参考:神戸新交通ホームページ http://www.knt-liner.co.jp/wp/wp-content/uploads/2014/08/45ad658e65fb3cf093a306ba2fc57de2.pdf、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLASJB12H1E_S4A810C1LDA000/、神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201408/0007230521.shtml)

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