JR西日本、近畿エリア、広島エリアに「路線記号」を導入
JR西日本には多くの路線があり、アーバンネットワークを中心にいろいろな路線にまたがって直通列車が運行されています。新快速が代表的な存在です。また、大阪環状線ホームから「関空快速」「大和路快速」が出るように、同じホームから違うところに行く列車もたくさんあります。
そこで、訪日外国人や地理に詳しくない人でも利用できるように、近畿エリアと広島エリアに「路線番号」を導入することになりました。なお、駅には番号を振っていないので、「駅ナンバリング」とは異なります。
近畿エリアの「路線番号」を導入するエリアは、かなり広大なもの。東は米原や亀山、西は上郡や播州赤穂や上月、北は敦賀や東舞鶴、南は御坊に及びます。JR京都線・JR神戸線等(敦賀-米原-相生-上郡・播州赤穂)の「A」から始まり、紀勢線和歌山-御坊間の「W」まで続きます(「M」「N」は欠番)。また、近畿エリアには各路線ごとに「ラインカラー」がありますが、「路線番号」の導入に伴い、これを拡充します。
広島エリアは、広島駅を中心に山陽線白市方面、山陽線岩国方面、呉線(広まで)、芸備線(狩留家まで)、可部線の5路線に分けます。この5路線に「ラインカラー」を設定するとともに、「ラインカラー」の色の頭文字をとって、「路線番号」とします。例えば、山陽線白市方面の「ラインカラー」は緑(Green)なので、路線番号は「G」となります。
「路線番号」は駅や車内での路線図や停車駅案内で掲示されるとともに(今年度中を予定しています)、駅の案内表示でも取り入れます。今年度以降順次行います。また、大阪環状線に乗り入れる「関空快速」「紀州路快速」「大和路快速」においては、行先の「路線番号」を入れた方向幕に切り替えます。すなわち、大阪環状線行きの「関空快速」等は、大阪環状線の「路線番号」の「O」をつけます。反対に「関空快速」関西空港行きは、関西空港線の「S」をつけます。「紀州路快速」和歌山行きは阪和線の「R」、「大和路快速」奈良行きは大和路線の「Q」をつけます。今年度中に行います。広島エリアにおいては、227系のみ表示します。
(追記1)
広島地区での「ラインカラー」設定は2015年3月14日からです。
(追記2)
岡山・福山地区でも、2016年春から、「路線番号」、「ラインカラー」を設定します。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/08/page_5993.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/09/page_7661.html、railf.jp http://railf.jp/news/2015/02/27/130000.html)
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