阪神高速、「路外パーキングサービス」の利用は低迷していた
都市高速は短時間で都市内を移動すると認識されていたことから、パーキングエリアはほとんどありません。1日に約74万台が利用する阪神高速も、260キロの総延長の中でパーキングエリアは10か所しかありません。
ところが、実は阪神高速が利用者に毎年行う満足度調査において、パーキングエリアの増設を求める人が多いのです。とは言っても、阪神高速は都市高速なので、パーキングエリアをつくる土地はありません。そこで阪神高速が考えたのが、「路外パーキングサービス」。(出入口の通過時間等を管理することができる)ETC搭載車が対象のサービスで、一定の条件の下で、いったん高速道路を出て、外の施設で休憩したのちまた高速道路に戻っても、追加の高速料金がかからないようになっています。現在、大阪ステーションシティ、尼崎テクノランド、ナナ・ファーム須磨(神戸市須磨区)の3か所が利用できます(駐車料金が必要なところもあります)。
しかし、導入から5年以上経たにもかかわらず、それら「路外パーキングサービス」の利用は低迷しています。月平均の利用者数が1桁のところもあります。そもそも「路外パーキングサービス」は事前登録が必要で、よほど知っている人でないと使えません。事実、事前の登録なしに使える豊中南出入口を利用するのは、月平均で約600台を超えています。ここは周辺のコンビニなどを利用するもので、制限時間は40分ですが、事前登録なしに使えるので、その分利用者が多いと考えられます。
(参考:神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201408/0007242470.shtml)
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