夢洲へ鉄道延長3案
大阪府と大阪市は、大阪湾の人工島、夢洲にカジノを中心とする統合型リゾート(IR)の誘致を進めています。そして、以前にも書きましたが、今は鉄道がない夢洲への鉄道アクセスを考えています。
鉄道は3案が考えられます。まずひとつは、桜島線の延伸。工事延長は約6キロ、整備費は約1700億円、開通見通しは2026年、大阪駅周辺からの所要時間は約22分です。二つ目は、京阪中之島線の延伸。工事延長は約11キロ、整備費は約3500億円、開通見通しは2026年、大阪駅周辺からの所要時間は約40分です。三つ目は、大阪市営地下鉄中央線の延伸。工事延長は約3キロ、整備費は約540億円、開通見通しは2022年、大阪駅周辺からの所要時間は約30分です。
一番有力なのは、中央線の延伸。安上がりなのは、すでに大阪オリンピックを計画していたときにトンネルをつくっていて(2009年に完成)、鉄道用のスペースも用意されています(約330億円かけてつくられたトンネルは放置されている状態です)。ほかの2案と比べて用地買収が要らないので、開業見通しが3案の中で一番早いのも魅力でしょう。カジノは東京オリンピックが行われる2020年に開業したいと考えているのですから。しかし、橋下市長が推しているのは桜島線の延伸。大阪駅に直通し、うめきたと直結します。京都や神戸にも便利です。USJとも直結します。一番発展可能性が高いと橋下市長は考えています。ただ、別の人工島の舞洲を経由するため、2本のトンネルが必要となり、整備費がかさみます。残る京阪中之島線は中之島がどこの鉄道とも接続していないこともあり、開業前の予測の2割しか乗っていない、期待外れの鉄道(ほかにも、開業前の予測の2割台しか乗っていない鉄道として、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線、大阪市営地下鉄今里筋線などがあります)。1日当たりの利用者は2.5万人です。可能性は低いでしょうが、汚名返上のチャンスです。
なお、大阪府や大阪市には、夢洲への鉄道を建設することのできるお金はありません。約200億円の建設費用負担はカジノの運営業者にさせる考えです。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASG9L3CXRG9LPTIL006.html、https://digital.asahi.com/articles/ASKDQ5G9FKDQPTIL01W.html?rm=318、大阪日日新聞ホームページ http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140919/20140919023.html、毎日jp http://mainichi.jp/select/news/20140919k0000m040132000c.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140918/waf14091807560005-n1.htm、山梨日日新聞ホームページ http://www.sannichi.co.jp/article/2014/09/06/00003280)
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