都心-羽田間に深夜・早朝バス
24時間運用可能な羽田空港と言えども、深夜・早朝時間帯(23時~6時)は発着枠に余裕があります。羽田を使う人は東京に用事がある人が大半で(国際線なら乗り継いで国内のほかの空港に行く人もいるでしょうが、再び外国に行く人はあまりいないと思われます)、深夜・早朝時間帯に発着する便が少ないのは当然の話です。ところが、日本を訪れる外国人を増やすため、この余裕のある時間帯に国際線の就航を促すことを考えています。
そのひとつが、羽田に就航する国際線着陸料の値下げ。23時~6時に限って最大50%割り引きます。旅客数300人の航空機なら1人当たり最大約1000円運賃を減らすことができるようです。
そしてもうひとつ、国交省と東京都が考えているのが、都心と羽田との間に、バスを試験運行すること。10月26日から2015年3月末までの試験運行です(4月以降の運行も検討します)。鉄道が運行しない、1時台に羽田を出発し、4時台に羽田に到着するダイヤです。1日1往復します。東京駅・銀座方面、池袋・新宿方面、渋谷方面、品川・蒲田方面、横浜駅方面の5路線を運行します。主な場所への片道運賃は、東京駅が1860円、新宿駅が2000円、渋谷駅が2060円です。
(追記)
試験運行が好調だったためでしょうか、バスの試験運行を2017年度末まで3年間延長するとともに、新たに川崎方面、江戸川区方面へのルートを増やします。停留所も増やし、浅草、六本木、台場などからも利用できるようにします。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140920-OYT1T50107.html、毎日jp http://mainichi.jp/select/news/20140920k0000m040126000c.html、NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150312/k10010012581000.html)
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