新高岡-和倉温泉間でバス実証実験、2015年1月から
2015年3月14日に金沢まで開業する北陸新幹線。その効果を広げるためには、新幹線停車駅からのアクセスを充実させる必要があります。
そこで能登半島にある七尾市は、富山県、高岡市、氷見市と共同で、2015年1月から1年間、バスの実証実験を行います。北陸新幹線対策で3市が共同で事業を行うのは初めてのことです。七尾市はこの事業にかかる費用の一部として、助成金100万円を9月補正予算案に盛り込みます。
実証実験のバスは、新高岡(新幹線開業前は高岡駅)と和倉温泉とを結びます。現在、直通の公共交通機関がないところです。氷見市を経由して、現在は部分的に開通している(2015年春に全線開通)能越自動車道七尾氷見道路を通ります。新幹線開業前は休日のみ、開業後は毎日、1日4往復します。今後、停留所、経路、運行時間、運賃などを関係自治体で協議します。なお、実際の運行は高岡か七尾にあるバス会社に委託する方針です。
鉄道の路線図だけを見ているとわからないのですが、高岡と七尾は現在でも車で1時間ほどで結ばれます。金沢-七尾間よりも短い時間で行くことができます。先ほども述べたように、七尾氷見道路が開通するとその時間がさらに短縮されます。七尾市に住む人が新幹線に乗る場合、七尾線に乗って金沢まで行くとは限りません。駅まで車で行くのなら、新高岡まで一気に行くことは十分に考えられます。七尾にとって新幹線の最寄り駅は新高岡であり、それは新高岡の利用者を増やしたい高岡側にとってもありがたい話です。観光客にとっては、バスの充実が欠かせないのです。
(参考:北國新聞ホームページ http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20140826103.htm、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2014082702000204.html)
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