東京都、「東京都長期ビジョン(仮称)」の中間報告を発表、虎ノ門地区に日比谷線新駅
東京都は12日、東京オリンピックが行われる6年後と、約10年後の政策目標を示した「東京都長期ビジョン(仮称)」の中間報告を発表しました。ただ、この「東京都長期ビジョン(仮称)」は非常に多岐にわたっていて、鉄道を中心とする分野に絞って書きます。
まず、6月に開業した超高層ビル、虎ノ門ヒルズ近くに地下鉄の新駅ができます。以前取り上げた話が具体化するようです。地下鉄日比谷線霞ケ関-神谷町間に設置します。両駅間は約1.3キロあり、地下鉄としてはやや長いです。虎ノ門ヒルズの近くにバスターミナルを設置し、新駅や銀座線虎ノ門駅の間を地下歩道で行き来できるようにします。新駅やバスターミナルは2020年の整備を目指します。東京都は、新駅や周辺の整備を国家戦略特区の一環と位置付けて、東京メトロや、国、港区、一帯の再開発を手掛ける民間事業者らと協議して整備する方針です。
そのほか、羽田へのアクセス強化策として、空港直行バスの充実を図ります。都心と臨海副都心との間にはBRTなどの中規模公共交通を導入します。臨海副都心へのBRT導入は2019年度の目標です。道路に関しては、環状2号線などのオリンピック関係道路のほか、環状道路の整備を進めます。
東京都は9月26日まで、中間報告に対する意見を電子メール、ファックス、郵便で受け付けます。これで集まった意見を基に検討を行い、12月末に長期ビジョンを策定する予定です。
(追記)
新駅設置にかかる事業費は約240億円、75%程度を周辺の開発事業者が、残りを東京都などが負担する見込みです。
(参考:レスポンスホームページ http://response.jp/article/2014/09/14/232427.html、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2014/09/16/183/、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASG9D77CFG9DUTIL048.html、毎日jp http://mainichi.jp/select/news/20140913k0000m040113000c.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20141010-OYT8T50172.html)
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