東九州道高速バス「ひむか」低迷で大幅割引
東九州道の開通によって、4月から運行を開始している宮崎-延岡間の「ひむか」。宮崎交通とJR九州バスが共同で1日8往復運行しています。
しかし、この「ひむか」、利用が低迷しているようなのです。目標は1便平均10人なのですが、4月の月間乗客数は920人、5月は1007人で、1便平均約2人です。
そこで、6月16日から9月30日までの間、「お試しキャンペーン」を行うことにしました。「ひむか」の宮崎空港-延岡市内間は片道2000円、宮交シティ、宮崎駅-延岡市内間は片道1900円ですが、これらを一律片道1000円とします(宮崎空港、宮交シティ、宮崎駅-延岡市内間に限らず、乗車区間の運賃が1000円を超える区間は、すべて片道1000円になります)。なお、この「お試しキャンペーン」を行っている期間は、このキャンペーン運賃が最安値となるため、回数券の販売はしません。すでに購入している人は、手数料なしで払い戻しにも応じます。
(追記1)
値下げの効果はてきめんだったようです。8月の月間乗客数は6408人、1便当たりにすると13.3人と何と7倍にも増えました。宮崎交通とJR九州バスは値下げを10月末まで継続し、その後も値下げを含めた運賃の見直しを考えているようです。
10月1日はダイヤ改正も行います。本数は1日8往復と変わりませんが、すべてが各停便になり、宮崎市内では県病院前など2か所に新たに停車します。延岡市内では秋の「アユやな」シーズンに、五ヶ瀬川に近いバス停に臨時停車します。
(追記2)
11月1日から、「ひむか」の正規運賃を最大1500円とします。コンビニで専用端末を使えば1300円で利用することができます。また、48000円で1か月乗り放題の「1か月きっぷ」を新たに発売します。定期券的な使いかたができます。
なお、1000円で乗ることができた「お試しキャンペーン」は10月末で終了します。
(追記3)
依然として「ひむか」の利用が振るわないためでしょうか、2016年5月16日のダイヤ改正で「ひむか」は減便されました。8往復から5往復になります。
その代替として、大分と宮崎を結ぶ「パシフィックライナー」が延岡インターに停まり、宮崎-延岡間の利用ができるようになります(事前予約はできず、空席がある場合のみ利用できます。また、「ひむか一カ月きっぷ」及び「ひむか高千穂乗継きっぷ」では乗車できません)。「ひむか」と「パシフィックライナー」を合わせて、1日11往復が使えるようになるのです。
(追記4)
「ひむか」は2018年10月のダイヤ改正でさらに減便となり、1日3往復になります。ただ、10月の1か月間限定で、10枚綴り8000円の回数券が販売されます。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASG6F5VDPG6FTNAB016.html、宮崎交通ホームページ http://www.miyakoh.co.jp/bus/express/himuka.html、http://www.miyakoh.co.jp/bus/express/himuka.html、西日本新聞ホームページ http://www.nishinippon.co.jp/nnp/economics/consumer/2014/09/post_541.shtml、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20141024-OYTNT50241.html、JR九州バスホームぺージ http://www.jrkbus.co.jp/pdf/20160513himuka.pdf)
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